金曜日はプチ土曜日だから、仕事も早々に呑み屋に出かける
公務員の月給は100ドル〜200ドル。この金額ではさすがに家族を養えないので、ウィークデーは夕方から別の仕事に出かけます。観光庁の職員も夕方から英語の教師をやったり、市場で野菜を売ったりしています。しかし、金曜日は「小さな土曜日」とも呼ばれ、午後ともなると皆さん、仕事にはあまり身が入りません。
ビエンチャンのどこにでもこうした呑み屋が見つかります。金曜日の夕方はカラオケ・ミュージックが街にあふれ、人気ブランドの「ビア・ラオ」のグラスを傾ける呑み助たちで賑わいます。日本の居酒屋そっくりですね。大瓶のビア・ラオが9千キープ(100円)。飲み食いしてもひとり300〜400円で楽しめます。
つまみの定番は焼き鳥。呑み屋の入り口で煙を飛ばしながら炭火で焼いています。細かく切ったものにピリ辛ソースを付けて食べます。鳥の代わりに牛、水牛、アヒル、豚なども焼いて、ハーブとともに口に運べば香ばしくて実にうまい。
数人の男たちが店の外に出て行きました。それを見た女性客が
「道の向こうは保健省で、入口の看板には、たばこは健康に悪いからやめよう、と書いてあるのに、まったくしょうがない人たちだ」
と声を荒立てました。
その声に押されたのか、きまり悪そうに4人の男たちはたばこをもみ消したのでした。ラオスではたばこを吸う人はそれほど多いわけではありませんが、この国でも喫煙家は肩身が狭くなってきました。
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