魚介類もお肉もおいしいガリシア料理バル
北スペインは特に食べ物がおいしいと言われています。フランスに近いバスク地方にはミシュランの
星付きレストランが多数。そしてリアス式海岸で知られるガリシア地方には寒流の影響で非常に良質の
漁場があり、新鮮なシーフードが有名です。
バレンシアにある数少ないガリシア料理店で有名なのは、40年以上の歴史を誇るRias Gallegas
(リアス・ガジェガス)。高級レストランで値段も高めと聞いているので、残念ながら行ったことがありません。
が、一昨年レストランのすぐ隣にバルをオープン。遅ればせながら先日行ってみました。
頼んだワインはガリシア地方原産の品種アルバリーニョ。ヨーロッパでも屈指の白ブドウ品種です。
大好きなマテ貝を焼いてもらおうと思ったものの、その日は入荷しなかったそうで生ガキをオーダー。
日本のカキに比べると見た目がちょっと違いますね。
そしてカルド・ガジェゴ。野菜出汁のスープにアセルガという葉、じゃがいも、白インゲンが入ったスープです。
私はこれを"スペイン版お味噌汁"と呼んでいます。そんな感じのほっこりした味なんですよ。
10数年前、旅行でマドリー滞在中に熱を出し、このスープとパンで栄養をつけて復活しました(^^)
ガリシア料理と言えばタコ。ガリシアにはタコ専門のバルが多々あります。
プルポ・ア・ラ・ガジェガはじゃがいもと一緒に柔らかく煮たタコに、パプリカ、粗塩、オリーブオイルを
かけた料理。ビールにも白ワインにもあっておいしいです。
シーフードで有名なガリシアですが、実は牧畜も盛んで、ガリシア産の牛肉のおいしさはスペイン全国区で
知られています。ここのガリシア牛フィレ肉のステーキは柔らかくジューシー。和牛とはまた違ったおいしさです。
スペインではなかなかおいしい牛肉に出会えないので、おいしいお肉が食べたくなったらここに行こうと思います。
デザートは、タルタ・デ・サンティアゴと呼ばれるこれまたガリシア地方のもの。
アーモンドカステラのようなお菓子です。甘さも量も控えめでグッド。
ここはバルとはいえ、お値段はやや高めです。飲み物2杯+生ガキ2つ(1つ4.5ユーロ)+スープ(6ユーロ)+
タコ(10ユーロ)+ステーキ(16ユーロ)+デザート2つ+コーヒーで約53ユーロでした。私は子供と2人で
行ったので、頼む物にもよりますが、大人2人だともう少し高いかも。食事以外に、小腹が空いた時に
カウンターで簡単にエンパナーダ(ガリシア風パイ)とビールを頂くのも良いかと思います(^^)
La Barra de Rias
住所:Calle de Cirilo Amorós, 4 Valencia
電話:96-351-2125
http://www.riasgallegas.es/ (レストランと共通のWEB。英語もあり)
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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