19世紀末の香り漂う、カフェ・シュペール
昨日は友人たちとの定例、サンデーブランチ。
ナッシュマルクト集合でブランチのできるカフェを探したものの、昨日は生憎の日曜日で、多くのカフェはクローズしていました。
通り沿いのカフェはかろうじて数点オープンしていたのですが、車の行き交う騒音がせっかくの女子トークに水を差しそうだったので、友人の一人の提案により、カフェ・シュペールに赴きました。
カフェ・シュペールはガイドブックにも必出するほどのトラディショナルな有名老舗カフェ。昨今、老舗カフェが次々とリノベーションでモダンな雰囲気に変貌を遂げつつある中、こちらシュペール店内の内装は、19世紀末の香りをいまだ漂わせているのが特徴的。往時は芸術家たちのたまり場で、ビリヤード台が設置されているなど、いまだに当時の雰囲気を偲ばせるものがあります。
このカフェは、ナッシュマルクトと地元の若者で賑わうショッピングストリート・マリアヒルファー通りのほどなく中間に位置する、非常に閑静なロケーション。
この時期はご多分に漏れず、前庭部分にオープンカフェのスペースが出現していました。
ひっそりと咲くバラの傍らに陣取り、メニューを広げたところ、朝食からランチメニューまで、思いがけず魅力的なオファーが展開されていました。
著者はランチにシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)を食べることが決定していたので、カフェ・ラテのみのオーダーでしたが、友人たちはヤギのチーズを挟んだサンドイッチや、ポルチーニ茸のリゾット、卵料理など、それぞれにお好みのディッシュを見つけてオーダー。
さて、こちらが著者の注文したカフェラテ。
特に期待していなかったのですが、美味しかった!
さすが、ウィーンの老舗カフェと言わざるを得ないお味です。
オーストリア人は日本人と比べて猫舌であるため、コーヒーなどのホットドリンクも、生ぬるいものをサーブされることがよくあります。しかし、友人たちが「熱いのを持ってきて」と繰り返したため、比較的熱めのものが出されたのもポイントが高かったところ。
(それでも友人の一人は、「まだぬるい!」と渋面でしたが・・・笑)
もしウィーンでぬるい飲み物を敬遠したい場合は、オーダー時に"Ganz heiss, bitte!"(ガンツ・ハイス、ビッテ!)と付けくわえることをお勧めします!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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