旅行におすすめのココロ踊る季節！クリスマスムードただようオーストリア・ウィーンを在住者がレポート
11月に入り、今年も残すところあと2ヵ月を切りましたね。ウィーンの街はすでに10月中旬からクリスマスモードに模様替えされ、地元民や観光客の気分を盛り上げています。冬の風物詩クリスマスマーケットはまだ開催されていませんが、既にグリューワインを出している市場の屋台や、ツリーが飾られている店も多くあり、町並みはクリスマスデ仕様です。
日本からの海外旅行者数も少しずつ回復傾向にあるこの時期、オーストリア旅行のお土産にオススメのクリスマスグッズをウィーン在住の筆者がお伝えします。
ウィーン旧市街は早くもクリスマスに模様替え！
今年の10月は例年より暖かく、20℃を超える日も何度かありましたが、ケルントナー通りやグラーベンといったウィーン旧市街では既にクリスマスに向けた装飾が始まりました。半袖で歩く人もいる一方で目にするクリスマスデコレーションは少し異質ですが、オーストリア人にとって一番楽しみな季節行事が近づき、町は賑わっています。
冬のお土産にウィーンの素敵なクリスマス小物はいかが？
ウィーン市内に9店舗展開するインテリアショップDepotは、今の時期クリスマスグッズが目白押し。旧市街からアクセスの良いウィーン7区にあるショッピングストリート、マリアヒルファー通りの店舗は特に品数が多く人気のスポットです。
1階はラッピング材やDIYグッズにグリーティングカードが多く揃うDepot。オーストリアの人たちはクリスマスの準備にたくさんの時間をかけます。代々伝わる飾りはもちろん、毎年新しく出るクリスマスグッズも大人気です。
2階にはさらにたくさんのクリスマスデコレーション。ここにいるだけでヨーロッパのクリスマスの雰囲気をたっぷり味わうことができます。
クリスマスツリー用の飾りならインテリアショップ「Butlers（バトラーズ）」がオススメ。Depotと同じくマリアヒルファー通りに位置するこちらの店舗は、入ってすぐの場所に驚くほど種類豊富なオーナメント「Weihnachtskugeln（ヴァイナハツクーゲルン)」が掛けられています。値段は€5前後でお手頃なので、自宅用はもちろんばらまき土産としてもオススメ。
食卓が映える！ヨーロッパのクリスマス食器
日本では友人同士や会社の仲間が集まって賑やかに開催されるクリスマスパーティーですが、ヨーロッパでは伝統的に家族でお祝いします。オーストリアでは、クリスマスイブである12月24日に家族が集まりお祝いをします。一年に一度の大切なこの日は、食事も手間暇かけて用意されます。この時期キッチン用品店に並ぶクリスマスプレートやカップは、デコレーションとしても素敵。
オーストリアのクリスマスに欠かせないのがクッキー。レトロなクッキー缶やクリスマス柄の紙ナプキンにも目が留まります。英語で書かれているクリスマスレシピ本もオススメです。
豪華なギフトならここ！高級老舗ショップ「Julius Meinl（ユリウス・マインル)」
ウィーン1区のグラーベンにあるJulius Meinlは高級食材を扱う老舗店。今の時期はクリスマス菓子が数多く取り揃えられているので、お土産探しにもってこいの場所です。比較的リーズナブルな商品もあり、自宅用から大切な人への贈り物まで様々な用途に使える店です。
お手頃価格のクリスマススイーツ！ディスカウントスーパーも要チェック
ウィーン旧市街に軒を連ねる高級感溢れる老舗ショップではなくても、もっとお手軽にウィーンのクリスマスグッズを買うこともできます。ばらまき土産用に最適なディスカウントスーパーのクリスマススイーツは、値段は安いですがヨーロッパの雰囲気を十分味わえるので特にオススメ。ツリーに飾ることもできる可愛いチョコレート菓子などがたくさん揃っています。
先月からようやく日本への入国が再開され、手続きも簡素化されたことで海外旅行からの帰国がスムーズになり旅行者には嬉しい限りですね。11月のウィーンは少しずつ寒くなり、暗くなるとイルミネーションが幻想的で美しく、散歩しているだけで心が踊ります。楽しく安全な旅行をしながら、ウィーンのクリスマスを日本にお持ち帰りできますように。
旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック
「芸術と歴史の町」ウィーン、「モーツァルトの故郷」ザルツブルク、「ヨーロッパの十字路」インスブルック……中欧の美しい町を自由自在に歩きまわれる地図と旅情報が自慢のガイドブック。町歩きはもちろん、オペラのスケジュールからカフェ巡り、歴史探訪、ハイキングなどオーストリアを楽しむ情報が満載です。
■地球の歩き方 ガイドブック A17 ウィーンとオーストリア 2020年～2021年版
・URL： https://hon.gakken.jp/book/2080128200
※当記事は、2022年11月18日現在のものです。
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年11月18日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース＆レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL： https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
・URL： https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。
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筆者
オーストリア特派員
雅碧 Léontine
大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。
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