ウィーン空港にニューターミナル・オープン ~スカイリンク標識おもしろクイズ~
先月の2012年6月5日に着工から7年余りを経て、ようやく完成をみたウィーン・シュヴェヒャート国際空港の新ターミナル。官民癒着や建設会社の交代、ショップ担当会社の倒産などで事態が紛糾に紛糾を重ね、完成までに時間も予算も2倍以上掛かったと言われる曰くつきのターミナルですが、やっとのことで取り敢えず完成した様子。
また、これをきっかけに、ウィーンを本拠地とするオーストリア航空をはじめ、その他のスターアライアンスのフライトは、こちらの"チェックイン3"と呼ばれる新ターミナルに移動したようです。
新ターミナルの特徴を簡潔に纏めると、
・新ターミナルは3フロアから構成され、69のチェックインカウンターと40のセルフ・チェックインカウンターが設置
・ラップトップPC用の電源アウトレット付きの椅子も80台完備
・最短乗り継ぎ時間が何と25分!他のヨーロッパの巨大すぎる国際空港では考えられない短さ。
・31のショップと19のレストラン。あの高級スーパー「ユリウス・マインル」(Julius Meinl)や、ザッハートルテで世界的に有名な「カフェ・ザッハー」(Sacher)なども入店を果たしています!。ショッピング好きでグルメな日本人にはまさに朗報!!!
こちらの新ターミナルを早速利用してチューリッヒ出張に行ってきたオーストリア人の夫に所感を求めたところ、「歩いて移動するにはちょっと大きすぎる、建物が大きい割にはショップなど利用できるスペースが手狭」との返答が返って参りましたが、大きな建物と狭い場所に慣れて育った日本人には普通だったりして!?
しかし関西国際空港などでは、ターミナル間の僅かな移動距離にもモノレールが使用されていますし、バリアフリーの面では日本より遥かに先を行く、バリアフリー先進国のオーストリアにしては、"モノレールもスカイウォークもなし"といのは不親切な設計だと思ったりもしましたが、これ以上の空港建設における出費は国にも建設会社にも許されなかったという、別の大人な事情があったのかも知れません。好意的に捉えるならば、ハイキングが大好きな山国のオーストリアンたちには、多少の距離を徒歩で移動することには苦痛を感じないという見方もできます。(そして移動距離に文句を唱えていた著者の夫もオーストリア人ですが・・・・・・)
何れにしても自ら体験してみるまでは、確かなことは言えないのが実情です。
ところで、この新ターミナル誕生に際して、こちらのブログではもうお馴染の大衆無料紙ホイテ紙には、面白い標識クイズが掲載されていました。
空港における標識の意味を当てるもので、4問あるので皆さんも内容を推察してみましょう。
1.
a)見送り可/禁止
b)飛行機のヒッチハイク可/禁止
c)ビジター用送迎デッキがオープン/クローズ
2.
a)ここで国家権力への忠誠を捧げる
b)祈祷所と警察の検札へは右へ
c)警察のビザ申請者はこの右で跪いて申告する
3.
a)身体障害者とパントマイムは可能、見るのと聞くのは不可
b)公共の場における芸術・アート
c)身体障害者のミーティングポイント(待ち合わせ場所)
4.
a)幸せで国際的な出遭いの場
b)フライト乗り継ぎ
c)飛行機同士の安全な距離に注意
どうでしょう?
簡単にわかりましたでしょうか?
一応、ご参考までに解答を下に載せておきます(笑)
空港でこれらの標識を見掛けたら、こちらのブログのことを思い出して下さいね。
解答
①c ②b ③c ④b
クリックお願いします!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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