デーメルのホワイトカフェ・アイス~皇室御用達菓子店の絶品スイーツ~
そんなときにヴィーナー(ウィーン子)たちが好むのはやはり冷たいアイスクリーム!
4月~9月の良い時候には、ウィーンの通りにはオープンカフェが賑々しくひしめきあい、そこでのんびりとコーヒーを飲みながら新聞を閲覧したり、道行く人々を眺めたりしながらのんびり過ごすのがウィーン流なのですが、夏には専ら好まれるのがアイスカフェー(※1)、アイスショコラーデ(※2)や、大きなアイス専用カップにたっぷりと盛られた自家製アイスクリームのアソートメント。
※1 アイスカフェー: 冷たいコーヒーにヴァニラアイスクリーム、ホイップクリーム、ワッフルでトッピングを施したもの)
※2 アイスショコラーデ:冷やしたアイスココアにアイスカフェーと同様のトッピングを施したもの
著者は昨日旧市街に用があったのですが、たまたま皇室御用達菓子店・デーメルの横を通りかかった際に、パラソルの下で冷たいデザートを楽しんでいる人々を目にし、思わず立ち寄ってしまったのでした。(因みにこのデーメルは以前の記事でも記したとおり、ホテルザッハーと「ザッハトルテ」の名前の使用件を巡って争ったカフェ・コンディトライです。)
アイスは何種類か用意されており、店内で頂く際にも1スクープからオーダーできますが、やはりここはデーメルによって考案された、オリジナルのアソートメントが気になるところ。メニューを覗いてみると、定番商品の「カフェ・アイスクリーム」、「ホワイトカフェ・アイスクリーム」に加え、「本日のアイスクリーム」(店員にお尋ねください)の3種類が。早速注文をとりに来てくれたお姉さんに尋ねてみると、「本日はアプリコット(アンズ)のアイスクリームですよ」とのこと。オーストリアはアプリコットの産地であり、アプリコットはオーストリアを代表するフルーツと言っても過言ではないほど、愛されている果物なので、かなり後ろ髪をひかれたのですが、初心に戻って定番メニューの「ホワイトカフェのアイスクリーム」を注文することに。
アイスクリームを注文すると、どこのカフェやレストランでも大抵5分程度でサーブされます。ここデーメルも例に漏れず、程なくしてケルナリン(ウェイトレス)のお姉さんがアイス専用の大きなグラスを銀盆に乗せて運んできました。
ご覧ください!こちらがそのアイスクリーム♪
やはり皇室御用達菓子店、侮ってはならないようです。
少し解説しますと、ホワイトコーヒー味のアイスクリームにカラメルで固めたウォールナッツが乗せられ、ところどころに散りばめられたリキュール漬けのチェリーがフレッシュさを添えていました。極めつけには天辺に遊び心溢れるカラメルのトッピングまで!
手を付けるのがもったいないほどで、暫く食べるのも忘れて観賞に浸ってしまいました。
(写真は携帯電話のカメラで撮ったので、解像度やピントの合い方が今いちなのですが・・・)
いざ食べてみると、コーヒー味と言うことで濃厚なフレーバーを予想していたものの、意外にさっぱり系の洗練したお味。甘いものが苦手な方でも、結構大丈夫かも。
しかもこのデーメルは高級ショッピングストリートのコールマルクトに面し、路地にパラソルとともに張り出されたオープンカフェからは間近に王宮ホフブルクが望めるなど、またとないロケーションなんですよね。
ウィーンにはお勧めしたいカフェが山ほどありますが、やはりザッハーのカフェと並んでこのデーメルも外せません。これからの時節、観光やショッピングの後で一息入れたいときにはぜひ立ち寄って見て下さいね!
ダイエットと熱気の狭間で揺れ動く藤子ちゃんに、応援クリックお願いします!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。