これはスゴイ!セザンヌ、ピカソ、シャガールにロダン~レオポルト美術館の特別展
昨日、12月8日はオーストリアでは祭日。
といっても唯一ショップの空いている、クリスマス前のショッパーたちにとっては、非常に貴重な祝日なんです!
ということなんですが、著者はショッピングには行かずに、レオポルト美術館の特別展示を訪れてみました。
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今回の特別展はFondation Beyelerという財団からセザンヌ、ピカソ、ジャコメッティといった巨匠たちの傑作を借りてきたもので、点数こそはそれほど多くなかったものの、何れも傑作と呼べる素晴らしい絵画や彫刻ばかりでした!
以下、一部紹介していきます。
ポール・セザンヌ 「7人の水浴者」(Sieben Badende/1900)
セザンヌは印象派~ポスト印象派の画家。
独特の空間の捉え方をした、2次元とも3次元とも取れるような絵で有名。
「自然を円筒、球、円錐によって扱いなさい」(Traitez la nature par le cylindre, la sphère, le cône)という彼の言葉は、後にキュビズムの画家たちに多大な影響を与える。
パブロ・ピカソ 「女性画」(Frau/1907)
言わずと知れたキュビズムの巨匠。
この女性画は「アヴィニョンの娘たち」時代の作品。
その他2点、「猫とザリガニ」、「泣く女」。
ピカソについて、詳しくはこちら(ピカソとミケランジェロ ~アルベルティーナ美術館にて~)をご参照ください。
クロード・モネ 「睡蓮」
1890年代から描き始めた一連の「睡蓮」の作品の一つ。
幻想的なブルーともピンクともグリーンとも取れる絵のインパクトは圧巻!
また、1873年に開催された展覧会の出展の一つ、「印象、日の出」というタイトルが、「印象派」の名称の由来になった話は有名。
シャガール
シャガールはロシア出身でフランスで活躍した画家。幻想的な絵画を数多く描いたことで有名。
カンディンスキーとジョアン・ミロ
ワシリー・カンディンスキーは代表作「コンポジション」で有名な、ロシア出身の抽象画家。
ジョアン・ミロはスペインのカタルーニャ出身の20世紀の画家。一種独特なシュールレアリズムの世界を形成する。
アンディ・ウォーホール
左の絵画は、実際大粒のラメが見る角度によってちらちら煌めいてとても綺麗!
ロイ・リヒテンシュタイン
ロダンのブロンズ彫刻
すごい迫力!流石ロダンです(笑)
おまけに併設のカフェでは朝食や軽食が、お手頃なお値段でとっても美味しいんです☆
今回はお茶の時間だったので、ザッハトルテを食べました♪
ということで、レオポルト美術館は"絵画好き&グルメ"の皆さんには見逃せない特別展&美術館ですよ~。 :)
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Leopold Museum/レオポルト美術館
住所: Museumsplatz 1/ムゼウムプラッツ1番
最寄: 地下鉄2番線(U2) Museumquatier駅、2番線(U2)と3番線(U3)Volksoper駅からそれぞれ歩いて各1分、MQ(ムゼウム・クヴァティエー)内。
開館時間: 10:00-18:00(木曜は21:00まで)
料金: 大人10ユーロ、学生6.5ユーロ、車椅子設備完備
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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