空港で最後のザッハートルテを!

公開日 : 2010年05月11日
最終更新 :

最近、暖かかったり寒かったり、晴れたり崩れたりと天候の変動が激しく、著者も周りも老若男女の別なく「体がダルイ。。。」と訴える人が非常に多いこの頃です。

著者も一昨日カナリア諸島テネリフェへの中距離チャーターフライトが入っており、体調が芳しくないのでこのフライトを落とそうかと真剣に悩んでいたところ、夫が景気づけにと仕事前に、ウィーン国際空港にオープンしたCafe Sacher Eck'(カフェ・ザッハー・エック)へと連れて行ってくれました。

昨年、著者の母がウィーンを訪れたときにも、空港でバゲージ・ドロップ後の空いた時間を有効活用しようとここを訪れたのですが、やはりウィーン最後の思い出を本物のザッハートルテとメランジェ(若しくはオーストリア産ワイン)で締め括れるというのは感慨一入なようです。

◆Cafe Sacher Eck'(カフェ・ザッハー・エック)

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座席は重厚なザッハー特有の雰囲気が漂う屋内と、涼しげな屋外のテラス席が。冬でもテラス席にはストーブが設置されていますので、よほど寒い時期以外は爽やかな屋外を好む人が多い模様です。ただ今回はフライト直前ということもあり、うっかり冷気に当たりたくなかったので、著者は屋内の席に陣取りました。

あとバーカウンターもあるので、アルコールを嗜みたい方はそちらへどうぞ。お勧めワインが、上の黒板に書かれているのでご参考になさって下さいね。(グラス約4ユーロ〜)

◆ホテル・ザッハーのお土産ショップ

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そう云えば、一度雨の日にホテル・ザッハーに車で乗り付けたことがあるのですが、そのときドアマンがこのような傘を差し掛けていたくれたような記憶が無きにしも非ずです。これはきっとドアマン用に特注したものを、ちゃっかりお土産用品にも転用している旅行者の皆様の思い出づくりに貢献しようというホテル・ザッハーの温かいお持て成しの一環なのかも知れませんね。

◆ザッハー・トルテ

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以前(3〜5年前)に比べて随分小ぶりになりました。

お腹を空かせていた夫は1〜2分で完食していました。

◆ザッハー・キューブ

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こちらも驚くほど小さく可愛くなりました。しかも穴まで開いているという凝りようです。

ザッハー・トルテもザッハー・キューブも、以前は2回り以上大きかったのですが、日本人にとってかなり甘めのお味ですので、ひょっとするとこのくらいが適量なのかも知れませんね。かなり良い方向に解釈してみますと。

ホイップクリームはオーダーしなくても、漏れなく添えられてきます。

因みに以前の記事でご紹介した、「カフェ・ラントマンのアップフェル・シュトゥルーデルに掛けるヴァニラ・ソース」はオプション制(別料金)でした。

◆スタンプの乗ったカフェラッテ

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ザッハー・トルテ、ザッハー・キューブと同じく、ビターチョコレートでできたザッハースタンプが上に乗っているのが他のカフェと違うところ。因みにこのスタンプは依然、ザッハーキューブの上にかなり小さくちょこんと乗っていたのが、今やぎりぎり乗るか乗らないかというサイズです。スタンプ自体の大きさを変えられてしまってはお手上げですが、著者的にはこのスタンプがケーキの大きさを測る目安となっています。

◆店内の装飾:壁一面にセレブリティのサインが!

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一体誰がどのような趣旨で作ったのでしょう。

きっと凡人には想像もつかないような創造性・芸術性がそこに秘められているのでしょうね。天才と〇〇は紙一重、芸術品と駄作も紙一重なるケースが往々にして見受けられますが、凡人の著者にはこのランプが果たしてどちらの属性に当て嵌まるのか、判断すらつきません。芸術について更に深慮を巡らせたかったのですが、答えの出る前に無情にも出勤時間が来てしまいましたので、ランプの考察は一旦中断となりました。

お腹の中のカイザーシュマレンの強固な反対で、グラーツで泣く泣く我慢せざるを得なかった”ザッハートルテ・生クリーム添え”の夢が今回見事に叶った著者。大満足でカナリア諸島へと飛び立ったのは言うまでもありません。

また前回のコメント欄でも少し触れましたように、ザッハートルテの薀蓄についてはおいおい記事にしたいと思っていますので、お楽しみに!

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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