No.330フランスにとっての9月4日
今日9月4日は、フランス語だと、le 4 septembre (ル・キャトル・セプタンブル)となります。あれ?聞き覚えがあるな?と思われた方は、パリの日本人街とも言われる界隈を歩いたことがあるのではないでしょうか。
というのも、パリのオペラ座(ガルニエ)の近くには、「4(quatre) septembre」というメトロの駅があり、和食レストランが軒を連ねる場所へ行くのに一番近いメトロ駅のひとつなのです。
さて、気を付けて見てみると「9月4日」と名付けられているのはメトロの駅だけではありません。通りや広場、ロータリーなど、この名を付けられたフランス国内の場所は、なんと約270に上るそうです。
では一体何の日なのでしょうか?案外、答えられるフランス人もそう多くはないようです。
正解は、1870年第三共和政が宣言された日。
ちなみに今現在フランスに敷かれているのは第五共和政。国民投票で可決されたのは、1958年9月28日のことでしたが、そのための新憲法をシャルル・ド・ゴールが提出したのは、9月4日のことでした。いかに9月4日が重要な日付とされていたかが、そのことからも分かるというものです。
次に「9月4日」と名のつく場所を通るときは、その名の由来が頭をよぎるのではないでしょうか。
(冠ゆき)
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筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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