秘密結社のイメージ刷新?「フリーメイソン」ロンドン本部の新ギャラリー公開
貴方はフリーメイソンって、どんなイメージ抱いてますか?なーんて、かく言う私は今まであまり興味がなかったので、「ユダヤ系の人々を中心とした相互利益を守る秘密結社・・・かなぁ」くらいの認識だったんですよ。
でも先日ロンドンに来てた姉が、「そのイギリス本部に新しいギャラリーが出来たらしいから行ってみたい!」って。以前から博物館&図書館が一般公開されてるのは知ってたものの、特に関心がなくて未経験だったのです。
はるばる東京から来てくれた姉のリクエストなので、じゃあ行ってみようかな!という事になりました。最寄りの地下鉄駅はホルボーン、またはコヴェント・ガーデン。ギャラリーや図書館は2階にあります。
フリーメイソンの起源には色んな説があるらしいけど、一般的には中世の石工たちが互助会みたいなのを発足したのが始まりって言われてます。そのせいか会員のセレモニーには石工が身に着けたエプロンを模したものを着用するし、仕事道具のコンパスや定規がシンボルにもなっているんですよ。
この巨大な椅子は、のちにイギリス国王となったジョージ4世が皇太子時代にイギリス本部のグランド・マスターだった時のもの。200キロもある巨漢だったそうですが、この椅子ならば目の錯覚で(?)ややスリムに見えたかもしれません。笑
こちらは以前からある、図書館&博物館のほう。数年前までは写真撮影を禁止していたようだけど、今は先ほどの新ギャラリーともども写真OKです(フラッシュは不可)。
「どうして写真撮影をしても良い方針に変わったのですか?」と係の方に尋ねたら、「う~ん今は旅行の口コミサイトとかで否定的なこと書かれちゃうしね・・・それよりインスタ等で宣伝してもらった方が入館者が増えるしって事じゃないかなぁ」だって。^^
マッカーサー元帥やチャーチル英国首相、さかのぼってはモーツァルトまでフリーメイソンだったほど隆盛を誇っていた友愛結社。時代の流れとともに、その体質も変わっていくのかもしれないなぁ~と思いました!
フリーメイソンズ・ホール
住所: 60 Great Queen St, London WC2B 5AZ
ウェブサイト http://freemasonry.london.museum/
筆者
イギリス特派員
小野雅子
在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。