ドイツのモノ語り 第1話:とっても実用的!ドイツの4連カレンダー
ドイツ製のモノについて語るシリーズとして、"ドイツのモノ語り"シリーズをお届けします。 これから少しずつドイツ製のモノのついて色々とレポートしていきます。
ドイツのモノ語り第1話は、ドイツではとってもオーソドックスなドイツの実用的なカレンダーのご紹介です。
"ドイツの常識、日本の非常識"シリーズとどちらにカテゴリーすべきかとっても迷ったのですが、ドイツらしいモノということで、モノ語りシリーズの方でのご紹介です。
まずは、こちらをご覧下さい。 オフィスの壁にかけられた2017年度版のカレンダーです。
ドイツのオフィスではごくごく普通のカレンダーですが、日本では珍しくないですか、このカレンダー???
こちらのカレンダーは、毎年取引先の物流会社の方から、年末の挨拶に頂くカレンダーです。 当月のカレンダーの他に、前月分、翌3ヶ月分のカレンダーが載っている5ヶ月カレンダー。 写真では分かり図来ですが、当月は白、当月意外はグレーに色分けされています。
今年頂いた"翌3ヶ月分が載っている5ヶ月カレンダー"というのは流石に珍しく、通常は翌2ヶ月分が載っている4ヶ月カレンダーが主流です。 私の様に、セールスやロジスティックを担当している人にはとっても実用的で便利なカレンダーです。
仕事上、1ヶ月後、2か月後、場合によっては半年後のデリバリーを扱うので、これは本当に重宝します。
もちろん、仕事だけでなく、休暇の予定を立てるのにも便利です。 ちなみに、ドイツ人は、夏休みの計画を遅くとも1月、いや、すでに1年前からこの期間と決めてしまいます。
日本人にはちょっと考えられませんが、これぞ、ザ・ドイツです。
とにかく、長期的に見られるカレンダー、使ってみるととっても便利なんですね、これが♪
カレンダーの内容もよぉ~く見ると日本のものとは微妙に違っていることに気付かれると思います。
日本のカレンダーとの違いを見て見ましょう。
まず最初にお気付きになると思いますが、
1.ドイツのカレンダーは決まって月曜日"Montag(モンターク)"から始まっている!
英語の "Weekend"ドイツ語では、"Wochenende(ヴォッヘンエンデ)"つまり、 週末の本来の意味はここにあります。
最近は日本でも月曜始まりのカレンダーを見かけることがありますが、日本では、日曜始まりのカレンダーが主流ですよね。
*追記(1月16日):ドイツのカレンダーとあると誤解を招くので、追記致します。 ドイツのこの手のカレンダー、つまりオフィスで実用的な4連カレンダーでという意味です。
それと、
2.週ごとに数字がついている!ことにお気付きでしょうか?
ドイツ(ヨーロッパ)では、第1の週"die erste Kalenderwoche(ディー・エルステ・カレンダーヴォッフェ)"とか、第10の週"die zenter Kalenderwoche(ディー・ツェンター・カレンダーヴォッフェ)という使い方をします。
例えば、歯医者さんのアポを取りたい時に、第17の週にアポを取りたいと言えば、4月20日(月)~24日(金)のどこかという暗黙の了解で、話が進みます。 仕事上でも同じです。
また、ヨーロッパのお休みは国によって、ドイツに至っては州によって異なるので、
3.お休みの国表記がある!のは、島国日本では考えられませんね。
今年取引先のフォワーダーさんから頂いたカレンダーは、ヨーロッパ式のカレンダーで、休みの色分けがハッキリされていませんが、去年頂いたカレンダーは、ドイツ式で、ドイツ全土の祝日は、濃い色で、州によって異なる場合は薄い色で祝日が分かる様になっていました。
いずれの場合にも、各祝日の横に対象国が記してあります。 これはもう、欧州ならでは、連邦国ドイツならではと言えますね。 ちなみに、ドイツDEの横にアスタリスク*がついているDE*と言う表記になっている場合には、ドイツ全土の休みでなく州別と言う意味になります。
色々見て見るとお国によってこうも違うカレンダー事情、面白いでしょう?
ドイツの4連カレンダー、使ってみると実用的でとっても便利。
興味がありましたら、本屋さんなどでも普通に売っていますので、カレンダーが売り出される頃にドイツへ来られる際には、チェックしてみて下さい。
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