「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花・・・」
一月末の今、北野天満宮では梅が咲き始めています。
北野天満宮と言いますと、菅原道真公(845年~903年)。
時を越えて語り継がれる、素晴らしい和歌が浮かんで来ます。
「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
菅原道真は、平安時代の政治家。
封建的な制度を改め、民衆の為の土地制度と税制改革を進め、
宇多天皇に重用され右大臣となります
しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ大宰府へと左遷されてしまいます。
その時に詠まれた和歌が・・・・
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」。
政治の力を落とされ、家族や育てて来た梅や牛とも別れての大宰府行きは、
さぞかし辛いものだったでしょうね。
道真公を思い、一夜にして太宰府まで飛んで行ったと言う「飛び梅伝説」は、
今も語り継がれています。
北野天満宮に植えられている梅の種類は約50品種。
早咲き梅から遅咲き梅と、長く花を楽しめます。
一月も火曜は月末。
北野天満宮の梅は、固い蕾が膨らみ、
花が咲き始めて来ました。
北風が東風に変わる時は、もうすぐです。
《北野天満宮》
◎住所:京都府京都市上京区馬喰町
◎交通(電車):JR京都駅→市バス50・101系統で30分、北野天満宮前下車、徒歩すぐ
(車):名神高速京都南IC・京都東ICから国道1号経由30分
◎駐車場:有り・・・300台(無料)※毎月25日は閉鎖
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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