京都御苑に咲く「糸桜」。
今年の桜は例年に比べて一週間から十日位遅い感じがします。
3日の朝、京都御苑(御所)へ「糸桜」を見に行きました。
京都御苑は、平安京遷都以降、約1200年にわたり歴史を紡いできた
京の都の真ん中にあります。
御所は南北朝時代より500年もの間、天皇のお住まいとなり、
その周囲には200余の宮家や公家の邸宅が立ち並び、雅やかな都の中心でした。
明治になり、天皇が東京に移られた後には、数多くの樹木が植えられ、
昭和24年(1949)、国民公園となりました。
京都御苑はとても広くて、東西約700メートル。
南北は丸太町駅から今出川駅のひと駅分に相当する距離で、
緑豊かな公園は、京都の人々にとって憩いの場です。
御苑には次々と桜が咲いて来ますが、「糸桜」は御苑に咲く桜の中で
一番早く咲きます。
「糸桜」の咲く場所は、京都御苑の北側、今出川御門を入ってすぐの所。
こには、鎌倉時代から天皇に仕える朝廷近衛家の邸宅がありました。
明治維新で天皇が東京に移られる同時期に近衛家も東京に転居されています。
以来、桜と池のみが148年間、残っています。
糸桜は名の通り、細かい糸が枝垂れる様な繊細な桜。
光の中、風に揺れる糸桜は、まさしく平安の雅を再現したようです。
約60本ある糸桜の木。
花の色も白、淡ピンク、紅、と様々です。
≪京都御所≫
〇境内散策自由
〇「糸桜」の咲く場所。 京都御苑の北側今出川御門を入ってすぐの所。
〇アクセス 今出川駅6出口から徒歩約8分。
丸太町(京都市営)駅2出口から徒歩約12分。
出町柳駅4出口から徒歩約20分。
〇駐車場 有り 有料。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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