徳島の食を支える、徳島市中央卸売市場
こんにちは、徳島特派員のかおりです。先日、徳島市中央卸売市場の見学に行ってきました。徳島の食を知る上でとてもよい体験になりましたので、ご報告します。徳島市中央卸売市場は、取扱量・取扱金額ともに四国第一の市場で、徳島県下の生鮮食料品流通量の大部分を取り扱う、非常に重要な市場となっています。平成29年度、水産は3万8千トン、青果は7万4千トン、計472億円の取り扱いの約半分が徳島県産だそうです。今日は魚が少ない方だそうですが、ありとあらゆる魚が並んでいます。徳島は、播磨灘・太平洋・紀伊水道、鳴門海峡や吉野川など、様々な海域が流れ込んでいるため、たくさんの種類の魚が生息しています。漁獲量がいちばん多いのははまちで、「すだちはまち」といってすだちを餌にしています。鳴門の鯛も有名です。京都の料亭で高値で取り引きされている「はも」は、徳島では手頃な値段で販売されており、スーパーでもよく見かけます。フライで給食にも出るくらい身近な魚です。
せりの真っ最中。指で数字を表して金額を伝えるそうです。せり人が言っている言葉は、一般人には理解不能です。
カランカランと鐘の音が鳴ると、まぐろのせりが始まります。今日のまぐろは沖縄県産だそうです。
青果では、今が旬のいちご。徳島県産のさちのかがたくさん並んでいます。
黄色い箱の中身は、全て鳴門金時芋です。
徳島県で収穫高の多い野菜すだち(全国1位) 圧倒的1位で、徳島県でほぼ100%です。しいたけ(全国1位) しいたけ侍というブランドしいたけや、巨大な天恵菇(てんけいこ)が有名です。カリフラワー(全国1位) 戦後まもなく栽培が始まり、徳島市・藍住町・上板町が生産地です。れんこん(全国2位) 蓮の花も美しく、鳴門市は一面のれんこん畑が広がっています。にんじん(全国3位) 藍住(あいずみ)にんじんと言って、藍住町で多く栽培されています。さつまいも(全国5位) 鳴門金時芋が、地域によって里むすめ・松茂美人などのブランド名がついています。市場には基本的に一般の人は入ることができませんし、見学は定期的に実施されているものでもありません。学校の遠足や、夏休みの子供向けイベントで実施されているそうです。または、団体からも申し込みがあれば実施していただけるとのことでした。市場での取り扱いとは直接関係ありませんが、私が徳島で美味しいと思うもの1位 吉野川のすじ青海苔 お好み焼きやたこ焼きにかけると絶品です。2位 鳴門の糸わかめ お味噌汁には欠かせません。3位 すだち・ゆこう・ゆず・みかんなどの様々な柑橘類 産直市には珍しいものがたくさん販売されています。 徳島県の特産品と言えばすだちぐらいしかないと思われるかもしれませんが、他にも様々な魚や野菜が取り扱われているというのが少しはおわかりになられましたでしょうか?皆様、ぜひ徳島に美味しいものを食べに来て下さいね。
筆者
大阪特派員
かおり
家族の転勤により大阪・徳島・埼玉に住み、今回で3度目の大阪には累計で約20年ほど住んでいます。
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