パリに再び熱波到来中 予想気温42度で70年ぶり記録更新か
今週のパリは再び酷暑が到来しています。夜になっても、なかなか気温は下がらず、このブログを書いている夜23時現在で気温は33度。今年6月下旬にも一度熱波が発生して酷暑となりましたが(以前のブログ「来週のフランスは広範囲で35〜40度の記録的な猛暑に【フランス気象局】」を参照)、パリに関しては今回はそれをしのぐ勢いです。
フランス気象局によると、7月25日の予想最高気温は42度。1947年7月28日に記録した最高気温40.4度を70年ぶりに上回る予報が出ています。リール40度、ルーアン40度、オルレアン41度、ランス41度、ディジョン40度、ナンシー41度、ストラスブール40度と、パリ以外の各都市も、7月25日は最高気温の記録が更新される予報です。
パリの暑さは湿度が日本より少ないため、日本の暑さよりは幾分過ごしやすいとは言えますが、パリの家の多くはエアコンを備えているところは少なく、今回のように気温が高く上がると快適とは言い難い面もあります。
昨晩は少しでも涼を求めて、夕食は「エアコンあり」と書かれたレストランに入り、熱い食べ物ではなく、すしを選んでみたり、今日は冷凍食品スーパーのピカールで、アイスクリームを買ってきたりしましたが、気休め程度です。
地下鉄やバスなど、パリ市内の公共交通機関の車内は、夏の空調に対応していない、または対応していても貧弱なため今回のような暑さには対応できないところばかりです。7月26日以降は、一気に気温が下がる予報が出ていますから、あと1日の辛抱。しかし、その1日がとても長く感じられる今週です。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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