テディベアが暮らすフランス・パリ13区のゴブラン通りへ行ってみよう
ツンとすましたパリジャン、パリジェンヌがふと足を止めて笑顔を見せる場所があります。パリ市内13区ゴブラン通り沿いにある商店街です。2018年11月に、同地区で書店を営むフィリップ・ラブレルさんが、1.4mあるテディベアを街の中に置き出すと、瞬く間に話題に。メディアやSNSで広がりました。
その盛り上がりが高じて、1月末には13区の区役所を解放し、市民を招いてのクマたちの結婚式やパーティーも開かれました(過去記事「パリ13区の区役所で開かれたクマのぬいぐるみパーティーに行ってきました」参照)。今年もそのクマたちが、街を活気づけています。
場所は地下鉄7号線のレ・ゴブラン駅周辺。地下鉄駅から地上へ出ると、地下鉄の表示板によじ登ったクマが出迎えてくれます。
この7月末から8月にかけて、フランスはバカンス時期真っ只中。そのためクマたちもリラックスモードです。ハンモックでゆっくりお昼寝をしているクマもいますし、ベランダから身を乗り出していたり、カフェで座っていたり、店先のテーブルでくつろいでいるクマもいます。
日によっては車に乗ってお出かけのクマもいます。
このアイデアを思いついたヌヌール・デ・ゴブラン(レ・ゴブランのテディベア)のお父さん、ラブレルさんは、仏AFP通信の取材に対して「テディベアを用意したお金で旅行に行けたかもしれないけど、お陰で街が活性化した」と答えています。
皆、テディベアたちを見つけると、自転車を停めて写真を撮ったり、子供は喜んで抱きついたりと笑顔に。5区と13区の区界にある同地区は、昔ながらの商店街が広がり観光客も訪れる5区のムフタール通りにも近いです。ぜひクマたちに会いに立ち寄ってみてください。
【データ】
Les Goblins(レ・ゴブラン)
住所:Avenue des Gobelins 75013 Paris
最寄り駅:地下鉄7号線Les Goblins
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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