5月の海~函館エリア「恵山・内浦ライン」の海、ときどき山~アームチェア・トラベル編
北海道の5月といえば、いろいろな花がいっせいに咲き始める季節ですが、しばらくステイホームしていると広々とした海が恋しくなり、過去に撮った写真から5月の海をアームチェア・トラベルしてみます。
コロナ禍が落ち着いたら、ぜひ行きたい海辺の風景です。その際は、北海道、道南の海を見に来てください。
今回ご紹介するのは、道南の函館市とその近隣の国道278号線を通ると見られる海の風景です。
道央自動車道を利用して函館市街に行くことが多く、なかなか通らない海沿いの道です。
道央自動車道にある八雲町情報交流物産館「丘の駅」。
小高い丘に位置する「丘の駅」からは、噴火湾を一望できます。
少し靄がかかっていますが、この先、海の風景はきれいに見られるでしょうか。
道央自動車道を降りて、国道278号を走ると通称「恵山・内浦ライン」。
砂原町(さわらちょう)へ入ると「駒ヶ岳」の雄姿に目を奪われます。
駒ヶ岳は四方からその姿を見ることができますが、見る場所によって姿(形)が異なります。
駒ヶ岳を南側から見たのは、このときが初めて。
ちょうど駒ヶ岳のすそ野に沿ってぐるりと走ることになり、同じ砂原町内で撮ったのですが、すでに駒ヶ岳の形が少し違って見えます。
そしてこちらは砂原町の海。
少し薄雲が多いですが、海はとても凪いでいます。
次の町は鹿部町。
「間欠泉」で有名な道の駅「しかべ間欠泉公園」がある町です。
少し沖の上空には、海鳥が群れをなして飛んでいます。
ここでも、まだ海は凪いでいました。
日が少し強く差してきました。いよいよ函館市へ入ります。
といっても、もとは南茅部町(みなみかやべちょう)だったエリアで、写真は木直漁港(きなおしぎょこう)。
この辺りでは戸井のマグロが有名ですが、ここ、木直漁港でもマグロが揚がることがことがあるそうです。
さらに進むと旧・椴法華村(とどほっけむら)のエリアへ。
沖に浮きがたくさん浮いており、まるで宝石がちりばめられているかのように見えました。
養殖昆布の浮きのようです。
国道278号線を進むと、この先しばし山道へ入り、海岸線とはお別れ。
再び海岸線へ出ると、ツツジで有名な旧・恵山町(えさんちょう)エリアです。
道の駅「なとわ・えさん」で見た海は、青空が映った深い青色。
少し波も出てきて、青と白のコントラストがきれいです。
その海岸の手前、道の駅の建物すぐ横には、タンポポがちらほら咲いていました。
こちらも函館市恵山で。
ウミネコの幼鳥が、一生懸命エサをついばんでいる光景がほほえましい海辺のひとコマです。
戸井エリアに入ると、波がはっきりとうねっていました。
雲間から時折差す太陽の光がキラキラして、強い海風の中で一層輝いているように見えます。
戸井エリアからそのまま国道278号線を進んでいくと、函館市街、湯川地区へと入ります。
ほんの数時間で海の表情が変わる様子が印象深いルートでした。
遠出をできる日が待ち遠しいです。
来年以降、ゆっくりドライブにおすすめしたい恵山・内浦ラインの海です。
最後に、6月の函館・湯の川の浜辺で撮った海です。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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