1万株の紫陽花景色「善峯寺」
紫陽花を訪ねて善峯寺に行きました。
善峯寺は西国三十三ヶ所霊場の第20番札所として知られる寺院で、西山連峰の中腹(標高約300m)に位置しています。
善峯寺へのアクセスは、京都市内からもよくなく、山奥にあることも重なり、観光ツアーもなかなか入りにくいところでもあります。
![IMG_4946.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/IMG_4946-thumb-730x486-514524.jpg)
《善峯寺の歴史》
善峯寺の歴史は平安時代末期にまで遡ります。鎌倉時代にはすでに善峯寺と呼ばれ、応仁の乱で荒廃しましたが、江戸時代に5代将軍綱吉の母・桂昌院により再興されて今日にいたっています。
善峯寺といえば、国の天然記念物指定の「遊龍の松」が有名ですが春の桜そして晩秋の紅葉も見事です。
しかし、知られていないのが紫陽花の名所でもあります。
![IMG_9270.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/IMG_9270-thumb-730xauto-514526.jpg)
《京都では最大規模の紫陽花の名所》
紫陽花の咲いているところは、境内南面に位置する「白山・桜あじさい苑」で、セイヨウアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなどが一万株という規模で咲いています。
![IMG_9228.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/96d259ff62c06ca1936bad8f3accb36cc97407fd-thumb-730xauto-514528.jpg)
あじさい苑の入口に祀られた「幸福地蔵」のお堂辺りは、特に眺望のすばらしい場所です。
眼下に広がる紫陽花景色は圧巻です。
白山あじさい苑の広さは、およそ3000坪。
遊歩道を歩きながら紫陽花巡りも最高です。
善峯寺の紫陽花の見頃は、例年6月中旬から下旬です。
![IMG_9239.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/efb94ae27876eec00d5b5c0c6054f0001e42ae9d-thumb-730xauto-514530.jpg)
広く、高低差のある善峯寺。三万坪に高低差は約100mあります。
あじさい苑は、境内の中腹くらいに位置しています。
![IMG_9233.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/IMG_9233-thumb-730xauto-514532.jpg)
あじさい苑からさらに山の上を目指して行くと、奥の院などもあります。
見どころの多い境内は、1周に約1時間ほどかけて巡る、回遊式庭園になっています。
西山の中腹に建つ善峯寺。
紫陽花の向こうに見える、京都の町が見えました。
![IMG_9248.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/IMG_9248-thumb-730xauto-514534.jpg)
6月の今は、紫陽花と共にサツキも見頃を迎えています。
![善峯寺 皐月.png](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/e5bf0351df6d38a762da74a939471d3a4b0cc9bf-thumb-730xauto-514536.png)
空を近くに感じる善峯寺。
青もみじもきれいです。
![IMG_9245 (2).jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/assets_c/2020/06/IMG_9245%20%282%29-thumb-730xauto-514538.jpg)
【善峰寺】
・住所: 京都市西京区大原野小塩町
・アクセス: JR向日町駅下車 阪急バス66番、善峯寺行き/阪急京都線=東向日駅 下車(普通)、阪急バス66番、善峯寺行き
・拝観時間: 8:00~17:00
・拝観料: 大人 500円
・駐車場: 500円
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10055/20221012_102650_5874ba3a_w320.jpg)
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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