ニューヨーク市は規制つきで、2020年7月20日(月)第4段階経済再開へ
ニューヨーク市は2020年7月20日(月)第4段階再開へ
星条旗カラーに塗られた消火栓 [Photo by Hideyuki Tatebayashi] Do not use images without permission.
他国やアメリカの他州で感染が増加しているなか、ニューヨーク州では陽性率は0.99%、新規感染者数は776人、入院者総数は765人、死者数は10人(2020年7月16日時点)と低水準で推移しています。ニューヨークも夏本番で気温が30度を超す日が続いていますが、現在行政命令でマスク着用必須でもあり、マスク率は9割以上と高いです。他州では習慣にないマスクを着用することで揉めている(事件が起こる)ところもあるようですが、ニューヨーク市は感染激戦地だったこともあり、好き嫌いにかかわらず皆マスクを着用しています。施設や店内には、マスク着用でないと入ることはできません。
そしていよいよニューヨーク市も、2020年7月20日(月)に、第4段階の経済再開へ移行します。第4段階ではリスクの低い屋外での芸術・エンターテインメント、観客なしのスポーツ競技などが再開。ただし、ニューヨーク市ではショッピングモールの店内利用・店内飲食・文化施設の屋内利用は引き続き禁止。正直、再開といっても本当にごくわずか、限られたものになりますね。
第4段階でも、レストランの「店内飲食」は不可
クイーンズ区のレストランのテーブルは、アクリル板で仕切られている。
クイーンズ区のレストラン、2020年7月現在店外でのテラス席のみ飲食可能。 Photos by Mrs. Linda
ニューヨーク市でもレストランはオープンしていますが、他州が店内飲食やバーなどで感染が増えていることから、ニューヨーク市はレストランなど飲食店の「店内飲食は禁止」。現在は持ち帰り、配達、店外のテラス席などの飲食のみ営業が許されています。第4段階にいたっても、まだ同様です。
NY市のレストランが他者と一定の距離をとる措置などを適切にとっていないことから、「スリーストライク制」が導入。ニューヨーク州の措置にレストランが従っていない場合、違反を3度繰り返したレストランは閉鎖するという制度。かなり厳しい措置ですが、利用客も店側もルールを守ってないことから決められたようです。現時点ではニューヨーク市のみに適用されていますが、同様の問題が見受けられた場合には他地域にも同制度を広げるとされています。また、陽性率を低い水準に保つために、NY州ではレストランやバーは食事を注文し、テーブル(現在は店外のテラス席)に着席した客にのみアルコール飲料を提供。ニューヨーク市は第4段階まで経済再開しますが、感染防止しながら、様子を見て少しずつ再開という状況です。
筆者
アメリカ・ニューヨーク特派員
青山 沙羅
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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