【フランス】ホテルの星に意味は?
皆さま、そろそろいつフランスに行けるかなぁと考えている時期ではないでしょうか。
私も海外旅行の予定がいくつかあったのにすべて行けなくなってしまい、次回の旅行のことを考える日々を過ごしています。
旅行といえば欠かせないのがホテル!
ホテルの比較サイトなどでは独自の評価方法を取っていることもありますが、ホテルについている星について今回お話しします。

フランスのホテルの評価方法
フランスのホテルは計5つの星で評価されています。
これはフランスで導入されているもので、私はこの星の数を参考にしてホテルを選びます。
星の数によって、必要な設備だったりサービスがかなり異なるので、重要な指標のひとつです。
ちなみにAirBnbなどで予約できるアパートや、ペンションなどは対象外です。
ちなみに私がホテルに泊まるとき、基本的に3つ星以上のホテルを選んでいます。
というのも、記載はないですが1つ星、2つ星ホテルであれば従業員の人がフロントに居ない時間が長く、私たち自身がチェックインやチェックアウトの時間に気をつける必要があるからです。
ということで、それぞれの星の数で決められた最低限の設備を下に書いておきます。
興味のある方はぜひご覧ください。
1つ星☆
- 2人部屋は10.5平方メートル以上
- ベッド、枕もとのテーブル、机、服を片づける棚、鏡とゴミ箱の設置
- リネン類、石鹸やシャンプーなどの設置
- 寝室の暖房の設置
- 50%以上の寝室にカラーテレビの設置
- 朝食のサービスが可能
2つ星☆☆
- 2人部屋は10.75平方メートル以上
- 75%以上の部屋に風呂場、トイレ、洗面所の設置
- 従業員がフランス語以外にもう1ヵ国語話すことができる
- 5階以上であればエレベーターの設置義務
- クレジットカードでの清算が可能
3つ星☆☆☆
- 2人部屋は13.5平方メートル以上
- インターネット接続が可能な区画がある
- すべての部屋にテレビとカラーテレビの設置
- ホテルの中にロビーがあること
- 4階以上であればエレベーターの設置義務
4つ星☆☆☆☆
- 2人部屋は16平方メートル以上
- すべての寝室に国際テレビのチャンネル設置
- すべての寝室でインターネット接続が可能
- 寝室に空調管理
- 朝食のルームサービスが可能
- 3階以上であればエレベーターの設置義務
5つ星☆☆☆☆☆
- 2人部屋は24平方メートル以上
- 寝室にルームサービス、荷物を運ぶポーター、金庫とミニバーの設置
- 風呂場にバスローブ、電話の設置
- スポーツなどの異なるテーマのチャンネルの視聴可能
- 50%以上の寝室で1.6×2mサイズのベッドの設置
- 従業員がフランス語、英語以外にもう1ヵ国語が話せる(計3ヵ国語)
- 2階以上であればエレベーターの設置義務

最後に
星の数によって、ホテルの対応が変わってきます。
星の数が増えることによって、お値段も上がります。
ホテルに泊まる際の参考にしてもらえるとうれしいです。

筆者
フランス特派員
野田祥子
2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。
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