セコ、メロソ、カルドソ。お米料理は3つに分類される
明日から12月。11月に入っても2020年は比較的暖かかったのですが、さすがに寒くなってきました。
バレンシアといえば、パエリア。ここの郷土料理はお米料理です。寒くなってくると食べたくなるのが、アロス・カルドソ。先日、寒いというのにコロナ対策でバルのテラス席で食事をすることがありました。トレンチコートを着たままです。メニューにアロス・カルドソがあったので、迷うことなくそれをオーダーしました。
ちなみにスペインではお昼のコースで前菜とメインを選ぶ場合、お米料理は前菜になり、そのあとに肉か魚のメインを選びます。でも、たいていのレストランではメインを頼まずに前菜2品でもOKなので、サラダとパエリアのような組み合わせにすることも可能です。
ところで、スペインのお米料理は大きく3つに分類されることをご存知でしたか? 違いはスープ分の量なのです。パエリアはまったくスープ分のないアロス・セコに分類されます。アロス・カルドソは写真のようにたっぷりのスープの中にお米と具が浸っているもの。そして、セコとカルドソの間に位置するのがアロス・メロソで、これはお雑炊やリゾットのようなスープ量になります。寒い季節はメロソもいいですね。
寒い時期にバレンシアにお越しの際は、ぜひアロス・カルドソやアロス・メロソを召し上がってみてくださいね。温まります。
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。