州境を越えられなかったチャイニーズニューイヤー
2021年は2月12日がチャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)でした。
その直前の2月10日に、ロックダウンのままではありましたが、一部条件が緩和されました。
飲食店などレストランにおける店内飲食は1テーブルにつきふたりまで、また小売店の多くが厳しい衛生管理を条件に営業再開が認められました。
とはいえ今年は帰省や旅行などの理由で州間移動をすることは禁止でした。
そのため、例年のように近隣都市に住む 中華系の友人たちと会ったり、会食したりすることはできませんでした。
ですが、タクシー配車アプリのGrabのデリバー機能などを使ったギフトの交換は可能です。
今回、セランゴール州在住の友人や知り合いなどからギフトをいただきましたが、驚いたのがドリアンの宅配!
ご存知かと思いますがドリアンは美味なのですがとにかく匂いがすごいのです。
そのため外で食べることが多いのですが、なんとそのドリアンをいただきました。
ただ受け取った時点ではまったく匂わないのです。
こちらの黒いビニールのような包装からは、まったく匂いがしません。
恐る恐る中を開けてみると......。
立派なドリアンの果肉とあの独特の香りが一気に室内に広がりました。
以前にもお伝えしたと思いますが、実は新鮮なドリアンは意外と匂いません。
食した後の皮の部分や種などが匂いのもと、とも言われています。
いただいたドリアンは何度か訪れてる店のもので、SS2というエリアにあります。
私が住んでいるのはクアラルンプール市内。
SS2があるのは隣接するセランゴール州となるので出かけることはできません。
州をまたいで出かけて直接会うことができないいま、このような気遣いをいただいたことで、ことさら気持ちが染み入りました。
それと同時に、いままでのようにふつうにお店でドリアンを食べられる日がいつかまた来るのかな、とも思ってしまいました。
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
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