「アジアのベストレストラン50」、香港の「大班楼」がトップに
9回目を迎えた「アジアのベストレストラン50」2021年版が3月25日に発表され、香港の上環(Sheung Wan)にある「大班楼(The Chairman)」が1位に輝きました。(写真提供:A Finn Partners Company)
「大班楼(The Chairman)」の料理人の葉一南(Danny Yip)
いまやレストランのガイドブックである『ミシュラン』と並ぶレストランのひとつの指標となったこのランキング。318人の各地域のライター、料理評論家、シェフ、レストラン経営者、美食家などが評価。ただ、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で世界の国・地域が事実上の鎖国になったので、今回の投票では、現地での食事に重点を置いた投票を行ったとしています。
そんななかでトップに立ったのは、広東料理の店である「大班楼」です。場所は急な上り坂があったして、決してアクセスがいいわけではないのですが、本格的な広東料理店として、以前から香港人の間では有名で予約必須のレストランとして知られていました。
実は50位の中に香港のレストランは合計11店舗もランクインしています。大班楼以外にも、中華とフレンチを融合させた「VEA」が16位に、続く17位にはカジュアルなフランス料理店の「Neighborhood」、25位にはコンテンポラリーのフレンチである「Belon」、28位には3つ星を獲得したフレンチレストランの「Caprice」、37位には中環(Central)にある5つ星ホテルの"The Landmark Mandarin Oriental Hong Kong"にあるフランス料理「Amber」、38位に日本食とフレンチを融合させた「旅(Ta Vie)」、44位にコロナ禍の2020年に開店したというコンテンポラリーフレンチ「Mono」とフランス料理に関係する店が7店舗も入りました。
フランチ以外では、Capriceと同じ3つ星を獲得したイタリア料理「8 1/2 Otto e Mezzo Bombana」が33位に、47 位にも3つ星の広東料理店「龍景軒(Lung King Heen)」、48位には香港を代表する広東料理店、福臨門の親族がオープンさせた「家全七福(Seventh Son)」が入りました。
8 1/2 Otto e Mezzo Bombana
新型コロナで渡航がいつ解禁になるかまだ不透明ですが、これらの店は解禁後の"行きたいリスト"に登録してみてはいかがでしょうか?
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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