【ジョージア】初夏のウダブノ村①~村へのマルシュルートカ
トビリシからウダブノ村へ向かうマルシュルートカ(乗り合いヴァン、以下マルシュ)は16:00発。
地方へ向かうには遅い時間のマルシュを探しにサムゴリ・ターミナルへ。
マルシュの行き先表示が見当たらないので、近くにいた別のマルシュの運転手にたずねます。
結局、トビリシ/ウダブノで裏表となっているマルシュの行き先表示が裏返っていませんでした。
考え方に力が入っていません。
↑画像左がウダブノ行き。画像のこの位置によく停まっています。
マルシュの乗客のほとんどは地元へ帰る者たち。
2021年6月現在、ツーリストはほとんどいません。
それゆえに、ほかの乗客からいろいろとたずねられます。
「ジョージアでは、外国からのお客を大切にする風習があるの」。
こういう様子を見ていると、それは本当だと感じます。
16:00ちょうどに出発したマルシュはトビリシ郊外へ。
↑東京と同様に、夏の通り雨はトビリシの風物詩でもあります。
路面全体がびっしょり濡れている地域を通ります。
通り雨の直後です。
6月初旬のトビリシは、もうすでに夏の暑さ。
そして、通り雨も少なくありません。
サイド・ウインドウから、にわかに涼しくて心地よい風が吹き込んできます。
トビリシから1時間弱、サガレジョにいたるまでは前回と全く同じルートです。
↑郊外の田舎町といった雰囲気のサガレジョ。
サガレジョで、乗客たちの買い出しのために時間が設けられます。
ウダブノには、小さな個人商店以外に店はありません。
その後マルシュは、南へ向かう一本道に入っていきます。
前回のサガレジョ・ハイキングで歩いた辺り。
↑サガレジョからウダブノへ続く一本道。
しばらくは農村地帯が続きますが、道が90度折れて塩湖が現れる辺りから、景色がガラっと変わります。
大草原です。
以前は悪路だった一本道が、コロナ禍にきっちり舗装されていてびっくりしました。
遥かに快適になったドライブを楽しみながら、風景に見とれます。
↑ウダブノ村の入口(サガレジョ方面を臨む)。
トビリシから約2時間で、ウダブノ村が見えてきます。
大草原の真ん中にポツリとある離村。
予約しておいた宿の前まで送り届けてもらいます。
↑画像中央がウダブノ村。
久しぶりの田舎泊。
どうせ現在のトビリシはコロナ禍。
急いで帰る必要はありません。
帰りのマルシュが見つかるまで、大自然を堪能しましょう。
↑「ウダブノ」はジョージア語でこう書きます(マルシュを探すときにご参照ください)。
【マルシュ情報】
トビリシ→ウダブノ村
・日時: 月/水/金/日 16:00 メトロ・サムゴリのマルシュ・ターミナル発
・運賃: 6ラリ(運賃には交渉が必要な場合があります)
・情報元: サムゴリ・ターミナルの係員
【追記】2022年4月現在、運賃は10ラリに値上がりしていました。
【旅に役立つジョージア語の会話集】
■უდაბნოში მინდა (წასვლა).(udabnoshi minda ts'asvla/ウダブノシ・ミンダ・ツァスヴラ)
「ウダブノに行きたい」。「ツァスヴラ」は省略できます。
■მარშრუტკა სად არის?(marshrut'k'a sad aris/マルシュルトカ・サド・アリス)
「マルシュはどこですか?」。
■ტუალეტი სად არის?(t'ualeti sad aris/トゥアレティ・サド・アリス)
「お手洗いはどこですか?」旅の必要知識です。
■რა ღირს?(ra ghirs/ラ・ギルス)
「いくらですか?」一番よく使われる言い回しのひとつですが、これが実は難しいです。「ギ(ghi)」の部分がなかなか伝わるようには発音できません。
■6 ლარი, სწორია?(ekvsi lari sts'oria/エクヴシ・ラリ・スツォリア)
「6ラリですよね?」こちらで言い換える手もあります。自分が値段を知っていることをアピールしておくのはよい手です。
■ვისთან?(vistan/ヴィスタン)
これ、よく出てくる旅の慣用句。「誰と一緒?」ということですが、ここで通常聞かれているのは同行者ではなく、宿の名前。「あなたはどの宿のオーナーと一緒に泊まるの?」ということです。マルシュの運転手や客に、降ろす場所の確認のためなどに聞かれます。予約した宿の名前が答えとなります。
↑サムゴリ・ターミナル。ウダブノ行きのマルシュは大通りのガソリンスタンドの向かい奥辺りによく停まっています(1枚目の画像参照)。
1ラリ≒34.9円(2021年6月10日現在)
↑サガレジョの町。
↑ウダブノ村。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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