屋内でのマスク着用が必須となったサンフランシスコ。8月上旬の様子
デルタ株の影響で新規感染者が増え続けるサンフランシスコ。2021年8月2日には屋内でのマスク着用義務が発令されました。今週の街の様子をレポートします。
屋内でのマスク着用の義務が再開
以前の記事でお伝えしたように、サンフランシスコを含むベイエリアは7月16日から、保健局からワクチン接種・未接種に関係なく屋内ではマスクを着用するように推奨する声明がリリースされていました。今週に入った8月3日、この奨励が義務着用にへ変更されました。
カリフォルニア州全体ではフルオープニングのあと、マスク着用についての規制は解除されましたが、サンフランシスコを含むサンマテオ・マリーン・アラメダ・サンタクララの5つの郡を訪れる際は、屋内でのマスク着用が必須となります。
サンフランシスコのワクチン接種状況
サンフランシスコの公式ウェブサイトによると、今週時点16歳以上で少なくとも1度目のワクチンを接種した割合は84%、2度目のワクチン接種を完了した割合は78%。先週に比べて、2度目のワクチン完了者が1%増加した状態です。ワクチンを積極的に接種したい層はすでに接種を終えているため、ここから数値を伸ばしていくのはかなりたいへんな作業だと考えられます。
取り組みの一環として、今週は8月3日に市内で「Vax to you!」というプログラムが発足。5人から12人まで未接種者がいる場合は、市に連絡すると自宅や職場など指定された場所まで、ワクチン接種のスタッフを派遣するというもの。このようにワクチン接種を終えてない層に向けて、さまざまな取り組みが積極的に行われています。
加えて、市の保健局は8月4日にジョンソン&ジョンソンの接種を受けた市民に対し、mRNAタイプのブースターワクチンの接種を許可すると発表。市営病院などでの接種が可能となりました。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州の感染状況ですが、今週ついに全体の感染者数が400万人を突破しました。今週の州全体の1日あたりの平均新規感染者数は9971人。わずか3週間前までは1618人だったのにかなりの数で増加が続いています。
現在時点で感染者数が多いのは、先週と変わらず人口密度の高いL.A郡に加え、リバーサイド郡。州の統計によると人口10万人あたりの感染者数は19.1人。人口10万人あたりの死亡者数は0.03人です。
最後に
このコラムを書いている2021年8月5日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は4万1482人・死者数563人。サンフランシスコでも、総感染者が4万人を超えました。先週の3万9918人・死者数561人に比べ、今週の増加数は1564人。1日の平均数は223人。今週もやはり増加傾向の状態です。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。