4回目のブースター接種が決定したアメリカ。3月最終週のサンフランシスコの様子
2022年3月29日、アメリカCDCの疾病対策センターは、4回目のブースター接種を認可しました。サンフランシスコではコロナ規制が解かれ、通常の生活がはじまっています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
通常の生活に戻りつつある市内
サンフランシスコでは先週お伝えしたように、今週ダウンタウンで「Bloom SF」というイベントが行われているほか、チェースセンターでは「March Madness」と呼ばれる大きなバスケットボールのゲームも開催されました。徐々にパンデミック前のような活気が戻りつつある状態です。
オフィス勤務をはじめる人による通勤ラッシュも増えはじめ、市内では自転車に乗って通勤する人を先月から徐々に見かけるようになってきました。今後は以前のように観光客が戻ることが期待されています。
サンフランシスコのワクチン接種状況
市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目が90%、2回目の接種率は87%。こちらに関しての変化はありません。1日あたりのワクチン接種を行う平均数は40人。3月14日以前は60人台だったのが、3月中旬から50人台・現在は40人台までに減少しています。
今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、
1. インペリアル郡 94.9%
2. マリン郡 90.2%
3. サンタクララ郡 87.5%
1位のインペリア郡の接種率が、今週もさらに1%上昇。どのような対策を行っているのか気になります。サンフランシスコの順位は今週も変わらず5位の85.9%の立ち位置です。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は2782人。先週の3437人・先々週の3884人と比べても順調に減少中です。過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は5人。過去8週間の感染テストの陽性率は1.4%。こちらに関しては、ほぼ変化はありません。
今週の2度目のワクチンの接種率は74.5%。ブースター接種率は57.4%。こちらも目立った変動はありません。
最後に
この記事を書いている2022年3月31日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は13万3278人・感染による死亡者数は838人。先週の13万2313人と比べると今週の増加数は965人、1日の平均数は137人です。先週の反動か今週は増加していますが、過去4週間ほどの平均数は90人台を維持しています。このまま落ち着いた状況が続くのか、サンフランシスコは本格的な春がはじまりました。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
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