「源氏物語ミュージアム」

公開日 : 2022年09月05日
最終更新 :
筆者 : Akio

宇治市にある公立博物館「源氏物語ミュージアム」に行って来ました。

博物館に続く道には、ムラサキシキブが見頃です。

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同館では開館20周年を機に、2018年9月14日にリニューアルされています。

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展示室では、実物大の牛車や調度品の復元のほか、光源氏の邸宅である

六条院の縮小模型などが展示されています。

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《源氏物語ミュージアム》

〇TEL 0774-39-9300

〇住所 京都府宇治市宇治東内45-26

〇営業時間 9時~17時(入館は16時30分まで)

〇定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

〇料金 大人 600円(480円)

 小人(小・中学生) 300円(240円)

( )内は団体(20名以上)料金

〇アクセス ◆京阪宇治線「宇治」駅下車、徒歩8分

       ◆JR奈良線「宇治」駅下車、徒歩15分

〇周辺の見所 平等院・宇治橋・宇治上神社・宇治神社・

       「橘橋」「朝霧橋」「喜撰橋」「中島橋」

前記事で紹介しました、御所近くの蘆山寺の地で紫式部は、

「源氏物語を」執筆したと言われています。

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『源氏物語』は11世紀初め、平安時代半ばに書かれた全五十四帖からなる

長篇小説です。特に最後の十帖は、宇治が主な舞台となっているため、

「宇治十帖」と呼ばれています。

源氏物語ミュージアムは、この物語ゆかりの地、

宇治に建てられています。

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六条院で囲碁をしている風景ですね。

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こちらは原寸大の御所車。

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そして、光源氏の象徴でもある六条院のジオラマ模型。

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展示ゾーンは「平安の間」「架け橋」「宇治の間」「映像展示室」「物語の間」

に分けられています。

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《源氏香》

館内を進むと企画展の「源氏香」(げんじこう)が紹介されていました。

「源氏香」とは、香りを聞き分ける遊びです。

「組香(くみこう)」の一種で、5種類の香木を、それぞれ5袋、計25袋を用意し、

その中から5袋を選びます。これをひとつずつ香炉でたき、香りを鑑賞し、

その違いを言い当てる遊びです。計52通りあることから、その図柄に

源氏物語五十四帖のうち、第一帖と第五十四帖を除いた五十二帖の

名が付けられました。企画展では、源氏香の魅力と広がりが紹介されていました。

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余談になりますが源氏香の香の図(図柄)は、その形の斬新さから和装の

デザインの中にも、帯などで時々取り入れられています。

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《4500冊以上もの書籍が取り揃えられている図書室》

こちらは、源氏物語ミュージアムの図書室。

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ここでは『源氏物語』関連図書をはじめ、歴史や文化、美術などに

関する4500冊以上もの書籍が取り揃えられていて、自由に読む事が出来ます。

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また館内では、本格日本茶カフェ『雲上茶寮』も営業されています。

以上、源氏物語ミュージアムの紹介でした。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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