今年のクリスマスケーキどれにする?ジャン=ポール・エヴァンの最新ビュッシュ・ドゥ・ノエル3種類を紹介
そろそろクリスマスの足音が聴こえるようになってきました。パリではクリスマス関連の商品発表会が各所で行われ、日本でも少しずつ年末を意識しだす時期になってきました。
そこで毎年、気になるのがクリスマスケーキ。フランスではビュッシュ・ドゥ・ノエルと言います。「ビュッシュ」とは丸太、「ノエル」はクリスマスという意味で、「クリスマスの丸太」となり、その名の通り横たわった円柱型のケーキです。
フランスの有名パティスリーやショコラトリーは、日本にも支店を出していることが多いですが、その中でも今回はジャン=ポール・エヴァンのビュッシュ・ドゥ・ノエルをご紹介します。
ジャン=ポール・エヴァンの2022〜2023 のテーマは「POURQUOI PAS?」。「プルコワ パ?」と発音し「もちろん!」とか「どうしてだめなことがある?」といった意味です。
今期のコレクションでは、常識に優しく一石を投じたユーモアに満ちたクリエイションとなっており、「こんなものがあっても良いのでは?」と新しいビュッシュの提案を投げかけています。日本で販売されるビュッシュ・ドゥ・ノエルは3種類です。
■ビッシュ ドゥ ノエル(Biche de Noël)
いつものビュッシュをやめてみる?クリスマスの脇役、トナカイが主役になってもいいよね?と言った発想から生まれたビュッシュだそうで、ビュッシュ・ドゥ・ノエルの「ビュッシュ」と、フランス語で鹿という意味の「ビッシュ」をかけた発音が似た2単語の言葉遊びを隠しています。
ケーキの内容は、ビターチョコレートムースと甘く優しい香りのマロンムースの組合せ に、華やかなオレンジクリームをアクセントとしています。また、くちどけの良いチョコレー トのビスキュイを合せてバランス良く仕上げています。
■ノエル オ バルコン(Noël au balcon)
「ノエルはバルコニーで、イースターは暖炉で(Nöel au balcon, Pâques aux tisons)」という、フランスに古くからある農業歳時記の言い伝えをジャン=ポール・エヴァン流にビュッシュにしています。補足して訳すと「クリスマスがバルコニーで過ごせるほど暖かいと、春のイースターの頃には寒くなるものだ」という意味です。
華やかな香りが特徴的なペルー産カカオのムースと風味豊かなクレームブリュ レ、アーモンドのビスキュイに、くちどけの良いチョコレートのビスキュイを組み合わせています。
■ビュッシュ デュ ヴォワイヤージュ ダン ル タン(Bûche du voyage dans le temps)
一昔前のサンタクロースと宇宙飛行士や宇宙船がデザインされたガトー デュ ヴォワイヤージュ(トラベルケーキ)です。 力強いカカオの風味が特徴のキューバ産カカオのムースとヘーゼルナッツ風味のチョコレート、香り高いカカオとアーモンドのビスキュイを組み合わせています。
これらビュッシュ・ドゥ・ノエルは、日本各地にあるジャン=ポール・エヴァンのショップで予約可能です。受注期間や取り扱い商品などは各店舗により異なりますので、詳しくはジャン=ポール・エヴァンのウェブサイトをご覧ください。
ちなみに、上記3種類のビュッシュ・ドゥ・ノエルは日本で販売されるものですが、フランスのジャン=ポール・エヴァンでもショップによって現地限定商品などがあります。
もし年末にパリなどへ行く予定があるなら、現地の商品もあわせてチェックしてみてください。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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