ラファイエット・グルメに新しい飲食スペースがオープン、お菓子の土産物選びと食事が一緒でさらに楽しく

パリを観光中にどこでご飯を食べれば良いか迷う人も多いのでは。お目当てのレストランがあっても、入りづらいなと思うこともあるかもしれません。そんな時に使いやすいのが、デパートやショッピングモールなどに入るレストラン。パリの百貨店ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマンの食品館「ラファイエット・グルメ」の2階(フランス式1階)がリニューアルし、大きなレストランスペースがオープンしました。

今回の改装では5つの異なるレストランと、ワインバー、期間限定で招待されるパティスリーが入居しています。
- モスゴ(Mosugo)
- バニャール(Bagnard)
- スターヴィング・クラブ(Starving club)
- ライスストリート(Rice Street)
- ヨラ(Yora)
- デュクロ(Duclot)
モスゴはミシュラン星付きシェフ、モリー・サッコ氏が展開するチキンを主体としたグルメ・ファストフード。西アフリカ、フランス、日本から影響を受けた料理をクリエーションします。メニューはプレッツェル(ドイツ発祥のパン)で挟んだチキンバーガーそしてフライドチキンなど、肩肘張らず食べることができ、テイクアウトも容易な料理が並びます。
スターヴィング・クラブは、ミシュランのグリーンスターを持つシェフであるティボー・スピワック氏が営むレストラン。ミシュラングリーンスターとは、持続可能なガストロノミーに対して積極的なレストランに光を当てたものです。フランス産牛肉やリージョナルな産品を用いて作られるハンバーガーやホットドッグなどアメリカンフードを展開しています。

バニャールはテレビ番組『トップシェフ』で2014年にファイナリストとなったヨニー・サアダとアレクサンドラ夫妻が立ち上げたレストラン。ストリートフード・カルチャーから影響を受けた地中海料理を楽しむことができます。ニース名物のサンドイッチであるパン・バニャやニース風サラダなどを楽しめます。

先日、実際にバニャールで食べてみました。パリにいながらにして地中海の雰囲気が満載。パリ風の料理に飽きたら気分を変えてここで楽しみたいです。
ヨラはペルー料理を提供するレストラン。パリ市内9区にレストラン「ヴィラ・ミクナ」を営むペルー人シェフのホセ・アリアス氏のお店です。クスコからマドレ・デ・ディオスにわたるペルー側アマゾンからのインスピレーションをベースに、魚や肉をベースとしたペルー風サンドイッチやセビチェ、シェフ特製のティラディートなどが食べられます。
ここも実際に食べてみました。私自身、南米の料理は食べる機会が多くはないのですが、しかしながらどの料理も印象深く、再訪したいと思わせてくれる味でした。
ライス・ストリートは日本のストリートフードを展開するお店。レストラン「パンアジア」を経営するベトナム人シェフのクアン・バイ氏が営みます。今回唯一の女性シェフです。ラーメン、たこ焼き、餃子、唐揚げ、寿司など日本のストリートフードが幅広く並び、お店は夜の屋台をイメージした作りになっています。

ワインバーは、以前からラファイエット・グルメに入っていたワインショップ「デュクロ」が店内で展開するバーです。ここで飲んでみて、もし気に入ったら土産物として購入しても良いかもしれませんね。ワイン以外にもラファイエット・グルメの商品は免税が可能です。
期間限定で入るパティスリーは「ジェフリー・カーニュ」(2022年9月7日〜同11月3日)と「サンク・サンス」(2022年11月3日〜2023年1月3日)です。

パリでの食事の選択肢に加えてみてください。
- 名称
- Galeries Lafayette Le Gourmet(ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ)
- 住所
- 35 Boulevard Haussmann 75009
- 営業時間
- 9:30〜21:30(日曜は11:00〜20:00)
- 最寄駅
- 地下鉄7・9号線Chaussée d'Antin - La Fayette

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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