秋の北海道余市町で「ぶどう&ジビエBBQ&ワイン」な札幌発タクシーツアー@ソウマファーム ヴィンヤード

公開日 : 2022年11月01日
最終更新 :

JR札幌駅北口発着のタクシーで行く「ヴィンヤードで収穫体験&バーベキューでよいちワインを知る旅」で、醸造用ぶどうの収穫体験と、ぶどう畑で余市町の究極グルメを体験しました。
今期の今後の実施日は10月29日(土)、10月30日(日)、11月5日(土)の北海道余市町を満喫できるタクシーツアーをご紹介します。

JR札幌駅北口から道央自動車道で余市へダイレクトにGO!

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Meeting point at the exit nine near North Exit of JR Sapporo Station

当日の集合場所は「地下鉄さっぽろ駅9番出口」前。
地上からアクセスすると「JR札幌駅北口」から北へ1ブロック行ったところです(北洋銀行北七条支店前)。
ここから「ジャンボタクシー」でダイレクトに余市町へ!

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The townscape of Otaru and ocean view, from the Sasson Highway, on the way to Yoichi Town

途中、札樽自動車道・後志自動車道を通って札幌から余市町へ向かいます。
高速道路からは海や小樽の街並みが。

ちなみにこの日の服装は、ジーンズに歩きやすい靴、動きやすい薄手のニットにナイロンパーカーを持参。
朝夕はかなり冷え込んできているので、防寒対策も兼ねて畑で作業をしやすい服装にしました。

余市ICを降りると、まもなく余市町登地区のソウマファームです。

醸造用ぶどう「シャルドネ」収穫体験!

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Vinyard of Souma Farm in Yoichi Town

余市ICを降りて約3分。「ソウマファーム」に到着すると、目の前にはぶどう畑!
写真はまさに収穫期を迎えつつある醸造用ぶどうのメルローです。

ソウマファームでは、醸造用ぶどうやブルーベリー、ラズベリーなどを栽培しているそう。
早速、ソウマファームのオーナーで栽培家の相馬さんから醸造用ぶどう栽培などについてお話を聞き、ランチのバーベキューが始まるまでの時間、醸造用ぶどうの収穫体験に!

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メルローの畑をあとにし、"ソーヴィニヨンブラン"や"シャルドネ"のヴィンヤードへ向かうと、すでに醸造家の方々が収穫作業の真っ最中。
映像でしか見たことがなかった収穫の様子を見るだけでもワクワクしましたが、ここからが本番です。

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相馬さんから収穫の方法や、切り取った房からさらに必要ない粒を取り除く方法を教わります。
収穫方法は、どのようなワインを造るかにより異なるそうで、この日は色が濃くなった粒をすべて除去する方法で収穫。

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軍手とその下に身に着ける薄いゴム手袋を受け取り、収穫用の"ぶどう鋏"をお借りしました。
ハサミは、片側は房を枝から切り取る刃、もう片側はブドウの粒を挟んでつまめるピンセットになっています。
何度もコツを訊きながらのぶどう収穫を開始!

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貴腐菌がつくぎりぎりのタイミングまで成熟させているソウマファームのシャルドネ。
恐る恐る、貴腐菌や酢酸菌がついた粒はすべて一粒ずつ丁寧に除去します。
ひと粒、シャルドネと隣の列のソーヴィニヨンブランを食べさせてもらいましたが、甘くてさわやか。

そして貴腐ぶどうもひと粒試食。
さらに甘く、レーズンのような濃厚な甘さです。
貴腐ぶどうから造られる貴腐ワインがあそこまで甘い理由を実感。

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ここからハサミのピンセット側を使い、菌で黒くなった粒を必死に取り除くこと15分。
ようやくきれいな粒だけの房になり、ひと房の収穫が完了。
(黒い粒は味見させていただいたメルロー。)

収穫したぶどうがケースに入れられ、ずうずうしくも「自分が収穫したシャルドネがワインになる!」と思えただけでプレゼントをもらったような気分になりました。

一方で、すべて手作業でおこなう収穫作業には、想像以上に手間と時間がかかることを知りました。
栽培家、醸造家の方々の苦労が偲ばれます。

ようやく慣れてきたかな?というところで収穫体験を終了し、続いて相馬さんの案内でほかの畑を巡り、この日実っていたさまざまなぶどう品種を食べ比べしながら散策させていただきました!

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Pinot Noir / ピノ・ノワール
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Gewürztraminer / ゲヴュルツトラミネール
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Niagara / ナイアガラ

ソウマファームでは、ぎりぎりまで収穫のタイミングを待つそうで、そのおかげで実がなっているぶどう畑が見られました。


生食でいただくナイアガラ以外は、どれも初めて目にするぶどう品種ばかり。
ナイアガラぶどうは畑に近づいただけで、一面に華やかな甘い香りが漂っていました。

そしてソウマファームのぶどう畑から見る風景は、まるでヨーロッパに来たかのような風景です。

秘蔵ワインのテイスティング

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収穫体験とぶどう畑巡りで楽しさを十分堪能し、クライマックスを迎えたような爽快な気分になっていましたが、待っていたのはメルローの畑を前にしたランチタイム!
タープ付きのダイニングスペースには、目を見張るようなワインが並んでいました。

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ソウマファーム産ぶどうを使ったワインです。
市場では手に入りにくい貴重なワインとぶどうジュースまで、相馬さんの計らいでテイスティング(お酒が飲めない方も香しいぶどうジュースを楽しめます)!

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収穫とぶどう畑散策で心地よい気分のなか、ツアー参加者全員で乾杯!
ちなみに使用しているグラスはリーデル社のグラス。
さすがワインの余市町、そしてさすがヴィンヤードのワイン&ランチです。

美味しいワインをよりおいしく。

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オープンエア、しかもソウマファームのぶどう畑を前にいただく「ソウマニヨン・ブラン」(ソウマファーム産ソーヴィニヨン・ブラン)のワインは最高です。
栽培や収穫のご苦労を相馬さんからお聞きし、自分でも収穫体験したあとにいただくワインには感慨深いものがありました。

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テイスティングというには十分すぎる、普通にワインをいただく以上の好待遇でワインを堪能。
穏やかな北海道の秋を存分に満喫中です。

BBQランチは、余市ジビエ&余市グルメ

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余市といえば、フルコースの食材がそろう町として知られていますが、その余市産の食材をいただく贅沢BBQランチがこのツアーのもうひとつのクライマックスです。

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Grilled Kitajima Pork as a lunch of this tour at Souma Farm Vineyard

余市町グルメで山の幸の人気食材のひとつが余市町のブランドポーク"カネキタ北島農場"の「北島麦豚」。
毎回いただくたびに旨味をかみしめる北島麦豚を贅沢にステーキでいただきます。

北島麦豚は、やわらかい肉質に加え脂身が甘く旨味がたっぷり。
軽く塩を振ってグリルするだけで、ポークのおいしい脂が香ばしく焼け、さらに旨味が凝縮した絶品ステーキになりました。

そして軽く調味した北島麦豚には白ワインがぴったりとのこと。
この日のペアリングは最高な組み合わせです。

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Grilled Kitajima pork, tomato, shrimp from Yoichi, and chardonnay from Souma Farm Vineyard

また、グリルした北島麦豚の上に余市産アイコ(ミニトマト)を載せて潰すと、甘くてジューシーなトマトソースがけポークグリルに!

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Grilled Ezo sika venison from Yoichi

そして楽しみにしていた食材のひとつ、余市ジビエ、エゾ鹿のステーキです。
とても柔らかく、軽い調味だけでいただいてもクセがなく美味しい!

釧路在住時から今まで、エゾシカ肉は何度となく食べてきましたが、同じエゾ鹿とは思えないジューシーさ、やわらかさ、美味しさ、旨味です。
エゾ鹿肉は鉄分が豊富で健康にもよいと注目されることもありますが、このエゾ鹿ステーキをいただくと、何より「美味しいのでリピートしたい」と思いました。

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Rasberry sauce from Souma Farm for the Ezo sika venison steak

さらに相馬さんのおすすめアレンジが、ソウマファームで栽培しているラズベリーのソースがけ。

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Ezo sika venison steak with rasberry sauce

そのまま飲んでしまいたい衝動に駆られる"ラズベリーソース"をエゾ鹿ステーキにかけると、酸味や甘みがステーキと絡み合って、いつまででも食べ続けられそうな味わい。
思いがけない絶妙な味に誰しも「美味しい!」を連発しています。

北島麦豚を食べた時点でおいしさに感動していましたが、エゾ鹿ステーキで再び感動。

それに追い打ちをかけるように「ぶどう畑のメルローと一緒に食べてみてください」という相馬さんのおすすめでいただいたのがこちらです。

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Ezo sika venison steak with merlot grapes from Souma Farm Vineyard

この時期の究極の組み合わせ。
エゾ鹿ステーキと目の前のぶどう畑から収穫したメルローです。
完熟した醸造用ぶどうは、生食用ぶどう以上に甘く、酸味と両方を味わえるのですが、その甘みと酸味がエゾ鹿ステーキにぴったり。

北島麦豚&トマト、エゾ鹿ステーキとラズベリーソース、エゾ鹿ステーキとメルロー。
チキンステーキも用意され、鹿肉は苦手という方もポークとチキンを楽しめます。

とはいえ、この日、「エゾ鹿はどうかしら...」とエゾ鹿肉にちょっとしたトラウマがあった方も「このエゾ鹿ステーキは買って帰りたいくらいおいしい」と完食&おかわりもされていました。

こういうわけで、どの食材が一番好き、とはいい難く、何度も食べ比べては参加者みんなでおいしさに唸る、というBBQランチになりました。

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Grilled whelk

そしてその間にも海の幸、野菜のグリルも登場し、豊富な余市グルメを心行くまで楽しみました。
(写真↑は白貝)

BBQの最後には、こっそり(?)ご用意くださっていたサツマイモの蒸し焼き!
蜜のように甘い焼き芋は、BBQを締めくくる最高のデザートになりました。
(デザートもソウマニヨン・ブランのワインと一緒に。)

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Autumn leaves on the mountains in Yoiochi

ぶどう畑での体験に余市グルメのBBQ。
すっかり余市を堪能した帰り道は、紅葉が始まった山々の風景を見ながら札幌駅へ。
少人数で一緒に参加した方々とも和気あいあいと過ごしたツアーはとても名残惜しい1日になりました。

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Ezo sika venson hamburg steak and Kitajima Pork Hamburg steak

そんな楽しくおいしい1日を思い出すお土産を実は購入してきました。
帰り道、ソウマファームさんが経営するレストラン「ヨイッチーニ」に寄り道し、「北島麦豚のハンバーグ」(750円)と「エゾ鹿ハンバーグ」(1,296円)をお土産に。
家でもおいしくいただきました!

ヨイッチーニの「北島麦豚のハンバーグ」は安定の旨味、この日のエゾ鹿ステーキをはじめエゾ鹿肉の加工販売をおこなうEbijinの「エゾ鹿肉ハンバーグ」は手軽に自宅でおいしく焼けるエゾ鹿ハンバーグでした。

ツアー内容は季節によって少しずつ異なるそうですが、ぶどう畑の散策やぶどう畑を前にしたBBQランチとワインテイスティングは、きっと忘れられない貴重な北海道体験になると思います。

今シーズンのツアー実施予定は、残り10月29日(土)、10月30日(日)、11月5日(土)の3日のみです。
この期間に札幌に滞在される方、ぶどう畑や余市グルメに興味のある方は、北海道の晩秋をぜひソウマファームで楽しんでください。

《札幌発着》ヴィンヤードで収穫体験&バーベキューでよいちワインを知る旅

行き先
ソウマファーム(北海道余市町)
催行日
2022年10月29日(土)、10月30日(日)、11月5日(土)
催行人数
2名~8名所要時間: 9:50 札幌駅北口付近集合、17:30頃札幌駅北口到着
ツアー料金
26,000円(往復タクシー料金・高速料金・昼食代・ワインテイスティング代・体験料・旅行保険費等含む)
予約締切
出発日5日前まで
企画旅行会社
札幌観光バス

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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