日本入国時のファストトラックが変更、MySOSは2022年11月14日に運用終了

公開日 : 2022年11月05日
最終更新 :

ワクチン接種証明書や検査証明書の確認など、日本入国時の検疫で実施されていた手続の一部をウェブ上で事前に済ませる「ファストトラック」の手続は方法が変わります。これまでは入国者健康居所確認アプリ「MySOS」をダウンロードし、そのアプリ上で手続きを行う必要がありましたが、2022年11月1日からこの手続がMySOSにアプリをダウンロードせず「Visit Japan Web」を通してできるようになりました。

Visit Japan Webとは何か?

羽田空港到着時の構内
羽田空港到着時の構内

Visit Japan Webとは「検疫(ファストトラック)」の他に「入国審査」「税関申告」といった入国手続に係るサービスを、オンラインで一元的に利用可能にしたサービスです。Visit Japan Webを使うことで入国時の検疫、入国審査、通関にかかる時間を短縮できます。

今回Visit Japan Webが導入されることで、MySOSの運用は11月14日に終了します。同日以降に日本に入国する場合でファストトラックを利用する場合は、MySOSでは新規登録ができませんので「Visit Japan Web」にて登録する必要があります。

なお2022年11月1日より、ファストトラックの利用がMySOSからVisit Japan Webへ移行しましたが、一定の移行期間が設けられています。MySOSが使える期間は、入国日や利用の状況により異なります。次の項目で説明します。

すでにMySOSで一部手続きを済ませていた人の場合

Visit Japan Webへの登録で使える税関申告用の端末
Visit Japan Webへの登録で使える税関申告用の端末

MySOSでワクチン接種証明書を登録済みの場合

2023年1月13日まではMySOSを利用できます。航空機搭乗時や到着時にはMySOSの青い画面を提示して、ファストトラックを利用できます。

MySOSで質問票の登録まで完了している(ワクチン接種証明書または検査証明はあるが未登録の)場合

2023年1月13日までは、MySOSを利用してワクチン接種証明書または検査証明書の登録と審査が可能です。MySOSで登録を済ませていても、再度Visit Japan Webから登録することもできます。ただし、MySOSとVisit Japan Webとのデータの連携はありませんので、最初から手続きが必要です。

ワクチン接種を済ませていない(有効なワクチン接種証明書を保持していない)場合

全ての入国者(日本人を含む)は出国前72時間以内に検査を受け、医療機関等により発行された陰性の検査証明書を、入国時に検疫所へ提示する必要があります。有効なワクチン接種証明書または検査証明書のいずれも提示できない場合は、日本の検疫法に基づき、原則として日本への上陸が認められていません。出発国において搭乗前にワクチン接種証明書または検査証明書のいずれも所持していない場合には、日本へ向かう航空機への搭乗を拒否されます。

検査証明の取得については、過去記事「フランスから帰国時のPCR検査どこでする?パリでの陰性証明取得の流れ」をご参照ください。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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