モロッコのマラケシュへ飛びました。コロナ関係の必要な書類と空港の様子

公開日 : 2022年11月15日
最終更新 :
サハラ砂漠に向かう軽自動車です。
サハラ砂漠に向かう軽自動車です。

軽自動車で南アフリカへ行った夫婦です。

北海道の稚内から南アフリカまで、軽自動車で(!)ドライブした夫婦です。
アフリカから日本へ向かってハンドルを握っていましたが、モロッコでコロナ騒動に巻き込まれてしまいました。
ワクチンを接種するために、車をモロッコに置いて日本へ一時帰国。まだコロナ禍が続いている状況ですが、車を放置しすぎると罰金を払わねばならぬため、2022年5月、モロッコへ戻ります。
まずは日本出国編として、羽田空港、インスタンブール空港、モロッコのマラケシュ空港の様子、そしてモロッコの現在の状況をお伝えします。

キャンプ場を探しています。右折は禁止!
キャンプ場を探しています。右折は禁止!

目次

羽田空港の第3ターミナルの様子

2022年5月15日、ターキッシュ エアラインズに乗り、モロッコへ飛びました。
深夜の22時に羽田を出発して、トルコのイスタンブール空港で6時間のトランジットがあり、お昼の12時にモロッコのマラケシュへ飛びます。
羽田空港の第3ターミナルは、夕方の17時半時点でかなり閑散としていました。
まだ海外からの観光客を受け入れていないからか、ほとんどが日本人です。わずかな外国人を含めても、すべての人がマスクをしていました。
20時ごろに3階と4階のレストラン街を歩きましたが、開いているお店は数店だけ。ファーストフードや軽食の類のお店は、遅くても20時には閉店。シャッター街と化して、ゴーストタウンのようです。
どこにも入れなかったので、1階にあるコンビニでお弁当を買って食べました。

チェックインに必要な2種類の証明書

2022年5月当時、羽田空港のチェックインカウンターでは、ふたつの証明書を求められました。
ひとつは、ワクチン接種証明書。デジタル庁のアプリ「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書」をスマホの画面で見せます。
もうひとつは、PCR検査陰性証明書。こちらは厚生労働省のアプリ「MySOS」を見せました。どちらも1分とかからずにチェックが終わります。

PCR検査と海外渡航用陰性証明書は、東京にあるクリニックで1万6000円。検査の数時間後に「MySOS」に証明書が送られてきます。書類を取りに行かずに済み、以前より便利になりました。

モロッコに入国するためのPCR検査は、チェックインの48時間以内が条件です。

イスタンブール空港のマスク着用率は1割以下

トランジットのため、トルコのイスタンブール空港で6時間待機します。
ワクチン接種証明書もPCR検査陰性証明書も求められず、ターミナルへ移動しました。
まだ朝の5時半だというのに、空いているベンチがないほど混雑していました。
それでいてマスク着用率は1割以下ですから、すっかりコロナ以前に戻った感じがあります。

ちなみにインターネットを使いたい場合、無料のWi-Fiサービスがあるので安心です。
ターミナル内に点在するマシンにパスポートを読み込ませると、Wi-Fiをつなぐためのパスワードが印字された紙が出力されます。接続時間は1時間だけですが、無料で利用できるのはうれしいポイントです。
国際電話対応の携帯電話をお持ちなら、SNSでパスワードを入手することもでき、さらに1時間接続できます。

モロッコのマラケシュ空港へ

イスタンブールからモロッコへ向かう機内で「PUBLIC HEALTH PASSENGER FORM」という用紙が配られます。必要事項を記入し、マラケシュ空港で提出します。

PUBLIC HEALTH PASSENGER FORM-1.jpf:記入欄は、便名、誕生日、パスポートナンバー、モロッコの住所と電話番号等。質問は4つ。
①ワクチンを打ったか? ②ワクチンのメーカー名 ③ワクチンを打った回数 ④ワクチンを打った日
PUBLIC HEALTH PASSENGER FORM-1.jpf:記入欄は、便名、誕生日、パスポートナンバー、モロッコの住所と電話番号等。質問は4つ。
①ワクチンを打ったか? ②ワクチンのメーカー名 ③ワクチンを打った回数 ④ワクチンを打った日

機内では離陸から着陸まで、隙を見てはマスクを外す人と、注意するキャビンアテンダントの闘いが繰り広げられていました。

モロッコのコロナの状況

モロッコのコロナ非常事態宣言は、2020年3月下旬に発令されました。
その後、感染者の増減に伴って規制の変更はありましたが、2年以上にわたって一度も解除していないという厳しいものです。
しかし最近1日の感染者数が数十人に減ったためか、マスクをしている人は見かけません。
飛行機とフェリーが運航を再開したので、欧米からの観光客が押し寄せています。

小さな港町エッサウィラへ

マラケシュ空港ですべての入国審査を受け終わったあと、妻と私は車を預けているエッサウィラ市へ移動しました。
荷物が多いので(日本から、車のタイヤを5本も持ってきたのです!)タクシーに乗ったところ、料金は700モロッコ・ディラハム(約9200円/以下MADと表記)。半年前は500MAD(約6600円)だったので、急激に物価が上がっています。
エッサウィラ市は、マラケシュから西へ190km。片道2車線の国道207号線は、土漠、葡萄畑、オリーブ地帯を走り抜けます。運が良ければ木登りするヤギに会えます(今回は会えませんでした)。
エッサウィラに着いて、まずは車の無事を確認し、ひと安心です。

エッサウィラでは、来月、3年ぶりに北アフリカ音楽フェスタが開催されるようです。
モロッコでは、少しずつ日常が戻ってきているように感じました。

次の記事では、エッサウィラの世界遺産メディナ(旧市街)をご紹介します。

カビ臭かったので、掃除をしています。
カビ臭かったので、掃除をしています。

次回は、小さな港町エッサウィラ市を紹介いたします。
コロナ禍の2年間半、ボクら夫婦が過ごした町です。
いつも青空で(1年のうち5日ぐらいしか雨が降らないと言われています)、物価が安く安全です。
旧市街はこじんまりとして、観光しやすいです。

筆者

特派員

旅々、沈々。

2005年4月から、移住先を探して海外を放浪している夫婦です。

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