【中国・蘇州】虎丘塔の内部が14年ぶりに一般公開

公開日 : 2022年11月16日
最終更新 :

中国・蘇州のランドマーク、虎丘。虎丘は高さ34メートルの小高い丘で、その頂上に建つのが虎丘塔(雲岩寺塔)です。601年代に一度木造で建設され、その後961年に現在の石造りの塔が完成しました。地盤沈下により3度傾いているため「東洋の斜塔」などと呼ばれています。

その塔の内部が今年の秋から、14年ぶりに一般公開されています。

内部に残る唐の時代の装飾

壁面には牡丹の花の絵
壁面には牡丹の花の絵

内部の、太陽の光が当たらない壁や天井部には、牡丹の花の絵が残っています。全部で165つの牡丹画と、5つの湖石画があるそうです。これらの浮塑壁画は石灰を混ぜた伝統的な中国画の顔料で作られているそう。竹釘や麻糸などで補強を加え、千年以上経た今も鮮やかさを保っています。

外観だけでなく中も傾いている?
外観だけでなく中も傾いている?

一般公開は14年ぶり

塔の内部の一般公開は、1975年から閉鎖、その後研究と科学論証を重ね、国家文物部門の承認を得て2003年に一般公開が再開。また2008年より閉鎖されていました。一般公開は14年ぶりとなります。

チャイナドレスのようなガウンを着た担当者が案内してくれます(中国語のみ)
チャイナドレスのようなガウンを着た担当者が案内してくれます(中国語のみ)

予約はWeChatの公式アカウントから

現地で予約確認を完了すると渡されるカード
現地で予約確認を完了すると渡されるカード

予約はWeChat(中国のLINEのようなアプリ)で行います。

「苏州园林旅游」を検索。アカウントページの下部にある「门票服务」→「官方商场」→「景点门票」→「虎丘」の順にタップし、日付を選んでから「虎丘云岩寺塔一层参观预约票」の「+」マークをタップして予約時間を選びます。2022年11月11日現在は、9:30、10:30、13:00、14:00、15:00の5回開催です。各回20名限定で、現在の料金は無料です。予約が完了したら、QRコードが表示されます。

現地では、予約時間の10分前くらいから、塔の西側にある小屋で受付が始まります。係員に予約のQRコードを提示し、名前と電話番号の登記をすると、「参観証」というカードを渡されます。

塔の北側にある門から入場しますので、時間まで待ちます。(入場のときにカードは回収。)

ちなみに、11月11日現在、現地の窓口などで、対面での予約は出来ませんでした。このWeChatでの予約を案内されます。


この一般公開は、コロナの状況などによって変更の可能性はありますが、中国の歴史を直接感じられるスポットですので、ぜひ訪れてみてほしいと思います。

虎丘山風景名勝区

住所
苏州市姑苏区虎丘山门内8号
営業時間
5月1日~10月7日:7:30~17:30 10月8日~4月30日:7:30~17:00 ※入場は閉門30分前まで
料金
6月、11~3月:60元 4・5月、7~10月:80元
アクセス
路線バス・游1で「虎丘路」下車 徒歩約7分

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