
上海・蘇州市内から日帰りで行ける“中国ナンバーワン水郷”「周庄(周荘)」
上海や蘇州から日帰りで行ける水郷古鎮「周庄(ジョウジュアン)/周荘(しゅうそう)」。“中国第一水郷(中国ナンバーワン水郷)”との誉高い、中国国家5A級旅行景区に認定されている観光地です。
先日、友人たちと日帰りで行ってきましたので、ご紹介します。
全国各地から観光客が訪れる水郷
周庄は、蘇州市内からタクシーで1時間ちょっと。鉄道の駅から直通の大型バスもありますが、中国ではタクシーが安いので、今回はサクッとタクシーで行ってきました。蘇州市内から1時間半ほどで140元(約2800円)でした。

1086年には既に今の原型があったと言われる900年以上の歴史を持つ周庄。

水郷らしい、川沿いに昔ながらの白壁に瓦屋根の家屋が立ち並んでいます。


一歩中に入ると、商店が狭い通路を挟んで向かいあって建っています。5月の週末に訪れた時は、たくさんの観光客で賑わっていました。中国はアフターコロナの旅行熱が上がっていて、観光地は平日でもかなりの人出になっています。

周庄の見どころ
周庄の見どころのひとつが「双桥(2つの橋)」と呼ばれる橋。交差する川に、2本橋がかかっています。
1983年に画家・陈逸飞が《故乡的回忆》の中でこの橋を描きました。その作品をアメリカの石油王で美術品収集家のアーマンド・ハマーが鄧小平氏に贈ったことから、一気に注目を集めました。

そして周庄で一番の有名人の大富豪「沈万三(瀋萬三)」さんの旧邸宅「沈厅」。2階が万三さんの功績や歴史を記した博物館になっていて、とても興味深かったです。


手漕ぎ船に乗る
周庄といえば手漕ぎ船が有名です。4路線あります。
1船220元でした。1〜6人乗れるので、人数が多い方がお得です。
私たちは4人だったので当初4人で乗ろうとしていましたが、2人で来ていた方が声をかけて来てくれて、相乗りすることにしました。少しお得になりました。


こちらの船頭さんは女性が多いのが特徴です。歌をお願い(有料)することもできます。歌を聞きながら船に揺られるなんて風情ありますね〜。

周庄の特産
周庄の大富豪「沈万三」の名前を冠した「万三蹄」が特産です。豚足を醤油や砂糖で煮込んだものです。景区内外にたくさんのお店があります。

古くは1店舗しかなかったそうですが、人気が出て、同じものを売るお店が後からたくさんできたそうです。

景区内外のレストランで「万三蹄」が食べられます。肉製品は日本に持って帰れないので、ぜひこちらで食べて行ってください。
お肉と外側の脂身も皮もとても柔らかくて、食べやすかったです。醤油と砂糖の甘辛い味つけが、日本の角煮のようでした。

こちらは「袜底酥」というお菓子。ワラジのような形をしたパイです。蘇州市内でも売るお店はたくさんありますが、周庄は焼きたてを売っているのが特徴。

薔薇餡のものを一つ買いました。甘酸っぱいジャムのような感じ。周りはサクサクのパイでした。美味しい!

袋詰めしたものもたくさん売られていました。

こちらも万三さんの名前を冠した「万三糕」。ほのかな甘さの平べったいお菓子でした。

周庄で味わう芸術
周庄には「姓名題詩」のお店がたくさんありました。「姓名題詩」とは、名前の文字から素敵な詩を作ってくれるというもの。1行7文字で4行と、文字数が決まっている中でパッと作詩する能力ってすごいですよね〜。作詩して白い紙に鉛筆で書くだけだと10元、筆で清書して掛け軸にしてもらうと140元(大きさによって異なる)でした。
書道の先生なので、好きな文字を書いて掛け軸にしてもらうことも出来るそうです。

水墨画のお店もいくつかありました。こちらで描いて直売しているのがすごいですね〜。
額入りのものも額無しのものもありました。大きさはポストカードサイズのものから、大きなものもありました。

中国茶の茶館で一休み
中国茶を楽しめる茶館がいくつかありました。街歩きの途中で一休み。ゆっくり楽しんでください。

日が暮れると、川沿いがライトアップされます。赤い提灯に灯がともり、昼とは違った雰囲気でこれもまた風情があります。景区の中には民宿が多くあり、宿泊するのもオススメです。
周庄(周荘)古镇景区
- 住所
- 江苏省昆山市周庄镇全福路43号
- 開放時間
- 8:00-21:00
- 入場料
-
19-59歳 100元
6-18歳・60-69歳 50元 - アクセス
-
蘇州地下鉄「同里」駅からタクシーで約30分
鉄道「上海虹橋」駅からタクシーで約50分
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