
ノイプファー広場のクリスマスマーケットがスタート
コロナで自粛されていたクリスマスマーケットですが、今年は例年通り、4カ所でのクリスマスマーケットが開催されます。ノイプファー広場のクリスマスマーケットは、レーゲンスブルクの中では最も歴史があるものです。
2022年は11月21日から12月23日までの開催になります。

ノイプファー広場に面する建物のバルコニーから、開会の挨拶がなされました。光は省エネルギータイプのLEDに統一していることなどの説明も。最近は、旧市街内の夜のライトアップもかなり自粛されている印象はありますが、すでに新聞報道でも、時間短縮してLEDのみでのライトアップと紹介されておりました。

ベランダから大聖堂の雀たちの歌声が届くのだと思ったら、なんと建物の前に陣取っているではありませんか。
勘違いから迂闊にも撮影場所を確保できなかった私は、仕方なくステージの後ろに回りました。
本当にたくさんの人です。
まだまだあどけない顔の少年たちは、背中に大聖堂の雀たちのロゴの入ったジャンパーを着ています。気温も限りなく0度に近いこの夜、澄み切った歌声が広場に響き渡ります。
期待して出かけたのですが、写真を一生懸命撮っていたら終わってしまいました。もっと余韻に浸って聴きたかったです。
ちなみに、大聖堂の雀たち、というのは、1000年以上もの歴史ある少年合唱団のこと。レーゲンスブルクの大聖堂で行われるミサでもお馴染み。日本をはじめ、海外遠征をしてコンサートも行います。ドイツ各地から雀たちが集まり、寮生活をしながら、歌っています。
そして続くプログラムは・・・

このシーズン、あちこちで聴かれる曲ばかりですが、本当に寒い中ご苦労様です。
実はトロンボーンの中に一人日本人も混じっていました。
音楽に耳を傾けて見守る人もたくさんいますが、その音色を聞きながら、グリューワインを飲みつつ、お友達同士で話に盛り上がるのも良いですね。私もぐるりとマーケットの中心を回ってみました。
いつも見かける光景と同じ。クリスマスマーケットは大盛況です。皆さん、ずっとこの日を待ち望んでいたのでしょうね。


グリューワインという飲み物は、赤ワインまたは白ワインをベースに、複数の香辛料を加えて作る、季節の飲み物。2015年の時は、ここノイプファー広場で28種類ものグリューワインが飲める!と記事を書いたことがあるのですが、なんと今では40にまで膨れ上がっているようです。
ただ、実際に自分の目で確かめようと歩いてみると、一体どういう基準で数えられているのやら。
いくつもあるグリューワインを扱うスタンドにはそれぞれ複数のグリューワインがあります。アルコールなしのものもあるのですが(これらは、ハーブティーとジュースなどをベースにしています)、それらを加えて一軒一軒のグリューワインの種類を数えて加算すると89にもなりました。一部のお店では、それにラム酒などを垂らすこともできます。
結局何種類のグリューワイン?というのは私には分かりかねましたが、量やお値段設定もいろいろ。観光客としてさらに魅力的なのは、それぞれのお店が異なるデザインのコップを使っていること。デポジットを払うので、お土産にしたい方はもちろんそのまま持ち帰ることも可能です。
是非、皆さんも出かけて本場グリューワインを飲んでいただきたいものですね。

筆者
レーゲンスブルク特派員
吉村 美佳
バックパッカー歴11年で約25カ国訪問。2002年12月よりドイツ。レーゲンスブルク公認現地ガイド。
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