【ドイツ】レーゲンスブルク、大聖堂の宝物館
レーゲンスブルクにはたくさんの博物館がありますが、わざわざこの宝物館に出かける人は少ないかも、と私は個人的に思っていましたが、実は結構穴場だったりするかもしれません。時間をたくさん使う必要はなく、規模も小さいのでさらっとサクッと見れば良いのですが、ポイントをここでご紹介します。
まずはアクセス。旧市街内にある3大観光スポットの一つである大聖堂の内部から、または大聖堂のすぐ北にあるビショッフホーフの中庭からと双方向からアクセス可能です。
上の写真で見ると、右側の奥に入っていくと、大聖堂の内部に出ます。写真撮影時背中側になる部分には、ビショッフホーフ側の入口になります。
大聖堂の内部から宝物館に行く場合は、祭壇に向かって左手前、吊り型式パイプオルガンの左下にある出口から向かいます。
ビショッフホーフ側から行く場合は下の写真のように、中庭に入り、写真でいう右奥に入り口があります。
宝物館という名前ですが、教会の大きなミサなどで実際に使うものも、展示されています。例えば、かつて元教皇ベネディクト16世も使ったという金の杯もあります。
暗い室内に、重厚な趣のある展示物。見るだけではその価値は、十分には分からないかもしれませんが、無料でダウンロードできるアプリがあるので、訪問前に、携帯にダウンロードしておくことをお勧めします。
規模は小さいのですが、天井の造りをはじめとする、建築物そのものも、十分以上に楽しめます。私にとっては、この建築物としての美しさが、非常に大きなインパクトを与えました。
展示物も、普通に想像する宝物にとどまらず、大聖堂建築における結果的に不採用となった計画、かつて大聖堂内がカラフルだった時代の内部の様子(例えば犬がいたり、言い合いをしている人がいたりする)を描いた絵画だとか、石工さんのサインにあたる印のバリエーションだとか、いろいろな興味深い展示もあります。
展示物のみでなく、建物そのものも非常に魅力的。
誰もが必ず立ち寄る大聖堂。それなら、宝物館も併せていかがですか。
(レーゲンスブルクにある博物館の中で、唯一月曜日も空いています!)
- 博物館名
- 大聖堂宝物館 Domschatzmuseum
- 住所
- Kreutermarkt 3
- 開館時間
- 月〜土曜日 11〜17時、日曜、祝日 12〜17時
- 入館料
- 3ユーロ、割引料金1.5ユーロ
- 無料アプリ
- https://apps.apple.com/de/app/domschatzmuseum-regensburg/id1565145312
ちなみに、レーゲンスブルクで宝物館といえば、ここ大聖堂のものと、トゥルン・ウント・タクシスのお城のものとがあります。
後者は規模が大きく、時間にゆとりがないとしっかり見ることができません。お城のガイド付きツアーに興味がある方は、特に家族チケットをご利用の場合は、行きやすい博物館です。
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