自転車のレンタル体験談~チューリップ畑サイクリング~

公開日 : 2021年05月18日
最終更新 :
筆者 : あお

今回は、前回に引き続き、自転車のレンタルについて私の体験談を詳しく紹介します。

事態が収束し、いつかオランダ旅行でサイクリングされる際には、参考にしてみてください。

自転車のレンタルについて

この日は、電動自転車(E-bike)とバックフィッツ(Bakfiets)をレンタル。

すべてオンラインで事前予約し、支払いも済ませておきました。レンタル代は、1日で合計€71(うち保険代€6)でした。

バックフィッツとは、前輪に大きな箱がついた自転車で、オランダでは子育て世代の間で定番の自転車です。
オランダで暮らすなら一度は乗ってみたい!と個人的にずっとあこがれていて、今回ようやくチャンスを得ました。
自転車自体は重いですが、慣れれば安定感があり運転しやすく、電動アシスト付きなので意外と軽やかに漕ぐことができます......というのは私の夫談。私には自転車が大きすぎて重さをうまく支えられず、10mほど進むのが限界でした......(汗)
しかし、結論から言うとバックフィッツを借りたのは大正解! レインカバーも着けてもらえたので冷たい雨風からも守られ、子供も広々と快適な自転車の旅を楽しめたようです。

■自転車のサイズ問題

オランダの自転車レンタルでひとつだけ気をつけたいのが、身長問題です。
オランダの自転車は総じて大きく、身長156cm(脚は決して長くない笑)の私は、地面どころかペダルにも足が届かないという苦い経験を何回かしています。
今回借りた電動自転車は、私の体格でもサドルを極限まで下げればなんとかペダルが漕げるという感じでした。
サイズの合わない自転車をヨロヨロと運転するのは危険なので、小柄な方は思い切って子供用サイズなど小型のものを探してみてもいいかもしれません。

■レンタルショップ

参考までに、私が利用したのはLemonbikeというショップです。
レンタルできる自転車の種類も豊富で、スタッフの対応も親切でした。

ノードウェイク(Noordwijk)のショップですが、春のフラワーシーズン(3月下旬~5月上旬)のみリッセに臨時営業所を構えています。2021年4月利用時は、Hotel-Restaurant De Engelの一角に営業所がありました。バス停がホテルの目の前にあるので公共交通機関でもアクセス可能です。

ホテルの外観
ホテルの外観
Lemonbike
住所
Heereweg 386, 2161 DG Lisse(2021年4月時点、リッセの臨時営業所)

サイクリングルートのマップ

レンタルショップでは、このようなマップをもらうことができ、これにしたがって走ればチューリップ畑を楽しみながらサイクリングすることができます。

リッセ観光案内所の公式ウェブサイトからも同様のルートを見ることができます。
・URL: https://www.visitduinenbollenstreek.nl/regio/lisse/lisse-viert-de-lente/flower-map

マップに振られている番号(緑)は、サイクリングルートのジャンクション番号を示しています。
オランダでは、サイクリングルートのジャンクション(分岐点)に番号が振られていて、番号をたどっていくことで特定のルートを走れるようになっています。目印の少ない郊外のサイクリングルートでも、地図上の番号と標識の番号を照らし合わせながら進めば迷わない、という仕組みのようです。さすが自転車大国オランダ、整っています。

サイクリングの注意点

サイクリングルートは基本的に走りやすいですが、少しだけ注意の必要なこともありました。

■本格派の人たちに要注意

オランダの郊外のサイクリングルートには、たいてい本格的なロードバイクに乗っている人が多くいます。
走行速度は相当なもので、最大25km/hで走る電動自転車の私よりも速かったので、もはやバイク並み。
真剣な方が多いため、速度をゆるめたり、止まって道を譲ってくれるという雰囲気ではありません。本格派の方を見かけたらこちらがしっかり避けて、道を譲るようにした方がいいでしょう。
危ないとあちら側からベルや大声で教えてくれますが、とっさに正しく反応するのって意外と難しいので、事前に心構えをしておくと安心です。

■道路を横断するのが危ない場所もある

オランダの交通ルールは自転車優位にできていますが、もちろんそうでない場合もあります。
信号機のない道路を横断しなければならない場所もいくつかあり、そういった場所では自動車の切れ目を見計らって渡る必要があります。
交通量が多いと通過するのもひと苦労なので、十分気をつけてください。

以上が、私のサイクリング体験談です。

35kmは厳しいという方でも、キューケンホフ公園周辺だけをサイクリングする手もあります。

サイクリングは、都市部の町歩きとは異なるオランダの魅力がわかるアクティビティです。
特にチューリップ畑の中でのサイクリングは一生ものの体験になること間違いなし。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

筆者

東京特派員

あお

東京らしい話題の場所からささやかな日常の風景まで、在住者目線で東京の姿をお届けしていきます。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。