京都「NAKED FLOWERS 2022 秋 世界遺産・二条城」

「二条城」の正式名称は元離宮二条城。
1603年（慶長8年）に築城されたお城で、外周約2km、総面積275,000㎡の広大な敷地に、
数々の文化財があり必見です。
二条城は、1867（慶応3）年、15代将軍・慶喜によって、260余年続いた江戸幕府の終わりを意味する
「大政奉還」の意思を表明したのは、二の丸御殿でした。

夜の二条城を演出する「NAKED FLOWERS 2022 秋 世界遺産・二条城」では、
二条城の造形美と紅葉を引き立たせるライトアップや最先端AI技術を用いたプロジェクションマッピングなど、
昼とは異なる趣きを見せる二条城が演出されています。

この夜は冬型の気候で。少し寒い夜でしたが、月と城の幻想的な
夜景が広がっていました。

唐門(重要文化財)です。
唐門は二の丸御殿の正門にあたり、門には長寿を意味する「松竹梅に鶴」や、
聖域を守護する「唐獅子」など、
豪華絢爛な極彩色の彫刻で飾られています。

こちらは、二の丸御殿(国宝)。
大政奉還の舞台となった場所です。
御殿は、東南から北西にかけて、遠侍、式台、大広間、蘇鉄の間、黒書院、白書院の6棟が
雁行形に立ち並んでいます。部屋数33室、800畳余りもある内部は、代表的な「松鷹図」をはじめ、
将軍の威厳を示す虎や豹、桜や四季折々の花を描いた狩野派の障壁画(模写画)で装飾されています。

二の丸庭園は池の中央に蓬莱島、左右に鶴亀の島を配した書院造庭園です。
1626年(寛永3年)の後水尾天皇行幸のために作事奉行・小堀遠州のもとで改修されました。
二の丸御殿の大広間、黒書院、行幸御殿の3方向から鑑賞できるように工夫されています。

内堀の石垣では、一面に広がる鳳凰のプロジェクションマッピングショーや
自分のお花が内堀に反映される参加型のデジタルアートも展開されていました。
参加型のデジタルアートの参加方法は、マイフラワー作成時に表示されるQRコードを、
会場に設置されたスポットに読み込ませます。
すると、スマートフォン上に表示されたマイフラワーが音とともに石垣に投影されます。
(手持ち撮りの為、ブレています。)

順路は、紅葉が美しい清流園の中を進んで行きます。

二条城には，カエデ，イチョウなど，紅葉を楽しむ事ができる樹木が多数あり
11月中旬頃から12月上旬頃まで秋の彩りを楽しむことができます。

北大手門が見えました。

順路ラストの土蔵の辺りでしょうか。
プロジェクションマッピングに表現された鳳凰や光の花が綺麗でした。
今回の催しの大きな見どころは、紅葉見頃の中、ライトアップと共にアート体験も出来る
特別な催しでもありました。

以上。「NAKED FLOWERS 2022 秋 世界遺産・二条城」でした。