【京都】5月の風に揺れる「カキツバタ」

公開日 : 2024年05月11日
最終更新 :
筆者 : Akio

5月11日。北区上賀茂の山裾にある神社「大田神社」に行って来ました。

太田神社の御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)

神社にある沢では、今、杜若(カキツバタ)が見頃を迎えています。
ここに自生しているカキツバタの群落は、国の天然記念物にも指定されています。
カキツバタはおよそ2万5000株あり、淡い紫色の花が次々と咲いて見頃を迎えています。

ことしの花は、去年よりも1週間ほど遅い4月下旬から咲き始め、その後、気温の高い日が続いた影響で、
ここに来て、一気に開花が進んだそうです。

平安歌人が詠った「カキツバタ」

太田の沢のカキツバタを、平安時代の歌人・藤原俊成(1114年~1204年)は、
和歌に詠まれています。
「神山や 大田の沢のかきつばた  深き頼みぞ色にみゆらむ」

カキツバタは、ひと株で3回花を咲かせます。
花の形はあやめに似ています。
「かきつばた」と「あやめ」の見分け方ですが、「かきつばた」は
花の中心に白い線が入っていて、葉の中心の脈は「あやめ」と比べて目立ちません。

5月の風に揺れる太田神社のカキツバタ。
見頃は5月中頃まで。

太田神社

〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山340
拝観料
カキツバタの時期 育成協力金300円
拝観時間
日の出~日没
アクセス
京都駅から京都市営バス4号系統「上賀茂神社前」下車して徒歩。
四条河原町から京都市営バス46号系統「上賀茂神社前」下車して徒歩。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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