【メリーランド州ボルチモア】全米最古の鉄道はここから・ボルチモア&オハイオ鉄道博物館でアメリカの鉄道の歴史を学ぼう

公開日 : 2023年01月08日
最終更新 :
  • 博物館入り口

    博物館入り口

  • 博物館前の道には『鉄道通り』と粋なネーミングが

    博物館前の道には『鉄道通り』と粋なネーミングが

  • 博物館の主建物である扇形庫(ラウンドハウス)

    博物館の主建物である扇形庫(ラウンドハウス)

  • ラウンドハウスの天井部分。クリスマスシーズンの飾りは1月まで楽しめる

    ラウンドハウスの天井部分。クリスマスシーズンの飾りは1月まで楽しめる

  • 円形の建物内に並ぶ機関車や客車

    円形の建物内に並ぶ機関車や客車

  • 大小さまざまな蒸気機関車があります

    大小さまざまな蒸気機関車があります

  • 屋外にはトレインライドのプラットホームがあります

    屋外にはトレインライドのプラットホームがあります

  • トレインライドはディーゼル機関車(黄色の車体)がけん引します

    トレインライドはディーゼル機関車(黄色の車体)がけん引します

  • 「トレイン・ライド」の車内。網棚にはクリスマスシーズンらしい飾り

    「トレイン・ライド」の車内。網棚にはクリスマスシーズンらしい飾り

  • プラットホームの横には実際に使われていた整備工場の建物があります

    プラットホームの横には実際に使われていた整備工場の建物があります

  • 整備工場の内部も現在は機関車の展示があります

    整備工場の内部も現在は機関車の展示があります

  • 現存する全米最古の鉄道駅「マウント・クレア駅」の駅舎は現在博物館の一部として使われています

    現存する全米最古の鉄道駅「マウント・クレア駅」の駅舎は現在博物館の一部として使われています

メリーランド州ボルチモアには『全米最古』の冠がつくものが多く、鉄道網もその一つです。ボルチモアでも、現在のカムデン・ヤード(MLBの野球場)周辺にはかつて広大な鉄道基地がありました。その一角にあった操車場や鉄道駅など往時の建物を利用して一般公開している『ボルチモア&オハイオ鉄道博物館』では、鉄道の黎明期から最盛期にあたる、1830年代から1960年代までの蒸気機関車、電気機関車、客車などの移り変わりを学べます。

『ボルチモア&オハイオ鉄道』は、1830年に開業した、アメリカ最古の商業鉄道です。英国で発明された蒸気機関車がアメリカに輸入されてまもなく国産化が始まり、アメリカの広大な大陸の輸送に対応するために、次第に大型化した機関車は、1950年代に鉄道開発のピークを迎えます。その後自動車の発展に伴う高速道路の需要に押され多くの鉄道網がアメリカの地図から姿を消しました。

博物館の見どころは、実物大の蒸気機関車や客車を見られるだけでなく、屋内外に数か所設けられた鉄道模型のジオラマ、全米最古の鉄道路線と同じ場所を1.5マイル(約2.4キロ)走る列車に乗車体験ができる「トレイン・ライド」などがあります。子供向けのワークショップやバースデーパーティープランなどもあり、家族連れでも楽しく過ごすことができます。

ボルチモア&オハイオ鉄道博物館 Baltimore & Ohio Railroad Museum

所在地
901 W. Pratt Street, Baltimore, MD 21223
開館時間
月曜~日曜 午前10時~午後4時
入場料(一般)
大人20USドル、60歳以上17USドル、子ども(2歳~12歳)12USドル
Train Ride 大人 3USドル 子ども(2歳~12歳)2USドル
公式ホームページ
https://www.borail.org/

筆者

アメリカ・メリーランド州特派員

ベスト加島 聡子

神奈川県出身で、在米20数年になります。現在メリーランド州北東部の町で、家庭菜園とクラフトアートを楽しんでおります。

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