ロンドン観光を目いっぱい楽しむための節約旅行の基本の“き”

公開日 : 2023年02月08日
最終更新 :
筆者 : れんこん

物価の高いロンドン、出費は少しでも抑えたいものですよね。本記事では、押さえておきたいロンドン節約旅行の基本を紹介していきます。

公共交通機関のチケットはコンタクトレス決済で

地下鉄に乗る際は必ずオイスターカードやクレジット・デビットカードなどのタッチ決済で乗車しましょう。なぜなら券売機で発行される紙の切符はオイスターなどの2倍以上の値段になるからです。オイスターとはプリペイド式の公共交通機関用のカードで、日本でいうSuicaやICOCAのようなもの(発行時にデポジットとして£5が必要です)。
コンタクトレスカード(コンタクトレス決済マークが付いたクレジットカードやデビットカード、appleペイなど)も利用可能で、チャージの必要がなく、払い戻しの手間が省けるという点においても便利です。オイスターカードやコンタクトレスカードを利用にあたっては、1日の上限額が決まっているのでそれ以上の金額が引き落とされることはありません。例えば観光スポットが集中しているエリアzone1-2の範囲内での1日の上限額は£7.7。自動的に乗り放題というわけです。便利で旅行者に優しいですね。

ロンドンパスを活用しよう

初めてロンドンを旅行する方や短い期間にたくさんの施設に入館する予定の方はロンドンパスがとってもお得です。90以上の施設が対象の「London Pass」は、1日券が£84、2日間券が£110、3日間券が£130…というように期間が伸びれば割引率も上がります。主要な対象施設はロンドン塔(£29.9)、セントポール大聖堂(£21)、ウェストミンスター寺院(£25)、ザ・シャード(£32)、タワーブリッジ(£11.40)などなど。入館したい施設とスケジュールをうまく調整すると簡単に元を取ることができます。チェルシーやアーセナルなどサッカーのスタジアムツアーも対象施設なので、サッカーファンにとってもうれしいパスとなっています。

テイクアウトがお得

外食すると費用の高さに驚かされるロンドン。なぜなら外食にかかる税金が20%ととても高いからです。
ベーカリーなどのコーヒーでも外食税の対象となることもあり、イートインとテイクアウトで大きな価格差が出るお店も…。おしゃれなカフェの店内でひと休みするのも素敵ですが、近くに公園がある場合はコーヒーとパンをテイクアウトして外の公園でピクニック、というのもエコノミー派にはひとつの手です。特に夏場は公園でのんびりとした時間を過ごすのがロンドナーの楽しみでもあります。夏の晴れた日に、青々とした芝生でゆっくり休憩してみてはいかがでしょうか。なおイギリスでは価格は全て税込み表示、イートインとテイクアウトで価格が異なる場合はメニューに表記されていますので安心です。レストランなどでサービスチャージが追加で加算される場合はメニューに記載があります。

Too good to goで環境にもお財布にも優しく

Too good to go(トゥー・グッド・トゥー・ゴー)というアプリをご存じでしょうか。

レストランやカフェなどの加盟店がその日売れ残った食品を詰め合わせて低価格で販売する、節約にもなりフードロス削減もできるというアプリです。そのためどこのお店が実施していて袋に何が入っているかは当日中身を見るまでわかりませんが、それが福袋のようで楽しみでもあります! 気になるお店をお手軽に試すのもよし、お気に入りのお店の品を破格で手に入れるのもよし。使い方はアプリをダウンロードしてお好きなお店のものを予約して支払い、指定時間に受け取りにいくだけ。上記写真は大好きなベーカリーのパンを£3.49で購入したものです。簡単なのでぜひ試してみてください。

地方都市への交通手段の予約はお早めに

ロンドンとあわせて地方都市へ行く場合、旅程が決まっているならば早めの予約をすることで交通費を抑えることができます。飛行機だけではなく電車やバス、ユーロスターも時間帯や曜日で値段が全然違うイギリスの乗車券。早めに買えばびっくりするほどの安さで移動することも可能です。
またレイルカード(£30)を使えば通常価格の1/3になるので、行く場所によっては1回で元が取れた気分が味わえちゃいます。

物価の高いロンドンですが、おさえられるところは費用をおさえて楽しく観光したいですね。また大英博物館やナショナルギャラリーなど、無料でも存分に楽しめる名所がロンドン市内にはたくさんあります。興味のあるスポットの下調べをして、たっぷりロンドンを楽しんでください!

監修:地球の歩き方

筆者

イギリス特派員

れんこん

2019年からロンドン在住。ロンドンの街中や旅先ではひたすら歩き回ることを得意としています。

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