オランダ・国立美術館にて、史上最大規模のフェルメール展開催中!

公開日 : 2023年02月16日
最終更新 :
筆者 : Yuka O.

こんにちは!オランダ・ハーレム特派員のYukaです。
現在オランダ・アムステルダムの国立美術館では、史上最大規模のフェルメール展が開催されております。

2月10日からの一般公開に先駆けて、プレス向け内覧展に招待いただきましたので、参加してきました!

※写真掲載許可取得済

Taco Dibbits館長によるプレス向けスピーチ
Taco Dibbits館長によるプレス向けスピーチ

フェルメールの絵画で現存するのは37点。そのうち28点が集結するという、圧巻のボリュームを誇る今回の展示。
もちろんこれまで開催された展示会でも最も多い数字であり、フェルメール本人でさえこれだけ集まったのを見たことはないとのこと。
オランダ国内はもちろん、日本を含めた7か国から集まりました。

開催期間中は国立美術館に入ると、フェルメール展へと分かりやすく案内があるため、迷うことはなさそう。
開催期間中は国立美術館に入ると、フェルメール展へと分かりやすく案内があるため、迷うことはなさそう。
左:『デルフト眺望』、右:『小路』
左:『デルフト眺望』、右:『小路』

展示は10の小部屋からなっており、最初の部屋にはデルフト眺望や小路の景観画から始まりました。

こちらは4点の宗教画を集めた一室
こちらは4点の宗教画を集めた一室
『牛乳を注ぐ女』が展示されている一角
『牛乳を注ぐ女』が展示されている一角

すべてではありませんが、いくつかの絵画には上の写真のような解説がありました。(オランダ語及び英語のみ)
壁には各国言語を読み込むための二次元コードがあり、そこから日本語の解説を読むこともできます。
これらを読みながら進むと、かなりの時間が経ってしまいました。

フェルメールの中でももっとも有名な『真珠の耳飾りの少女』
フェルメールの中でももっとも有名な『真珠の耳飾りの少女』
『ヴァージナルの前に立つ女』『ヴァージナルの前の女』
普段はロンドン・ナショナルギャラリーと、アメリカの個人蔵のため、並んで見ることはなかなかできない。
『ヴァージナルの前に立つ女』『ヴァージナルの前の女』
普段はロンドン・ナショナルギャラリーと、アメリカの個人蔵のため、並んで見ることはなかなかできない。

個人的には『眠る女』を見てみたかったので、今回の展示になかったのはとても残念でしたが、それでなくてもこれだけの展示数、オランダで見ることができてとても幸せでした。

今回の展示はかなりの人気につき、開催期間中のチケットはほぼ売り切れてしまっているようです。追加チケットも随時販売されているようですが、即完売になっています。

また現在国立美術館のウェブサイトでは、フェルメールの絵画をオンラインで体験できる『Closer to Johannes Vermeer』が公開されております。
今回のフェルメール展では展示の無い9点も解説されておりますので、現地でご覧になれない方も、ぜひオンラインでもご体験ください。

Closer to Johannes Vermeer(英語)

施設
Rijksmuseum (アムステルダム国立美術館)
住所
Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam
美術館公式サイト
https://www.rijksmuseum.nl/
フェルメール展開催期間
2023年2月10日~2023年6月4日

筆者

オランダ特派員

Yuka O.

オランダ・ハーレム在住の子育て中会社員。大学の専攻はフランス語だったのに、なぜか今はオランダにたどり着く。

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