もうすぐ鬼滅「刀鍛冶の里編」、2月にパリとベルリンで行われた欧州ワールドツアーの様子は?

公開日 : 2023年03月31日
最終更新 :

2023年4月9日からアニメ『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」が始まります。それに先立ち、2月には映画『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が公開され、各国で上映イベントを行うワールドツアーが行われ、ヨーロッパでは2月25日にパリと2月26日にベルリンでも開かれました。会場にも行ってみましたので、その時の様子をお伝えします。

パリでも根強い鬼滅人気

ゴーモン・シャンゼリゼ内を飾る鬼滅の装飾
ゴーモン・シャンゼリゼ内を飾る鬼滅の装飾

パリでの『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』上映会場は、シャンゼリゼ大通りにあるシネコン、ゴーモン・シャンゼリゼでした。ヨーロッパでのワールドツアーには宇髄天元役の小西克幸さんとプロデューサーの高橋祐馬さんが参加。同日は4回の上映があったのですが、そのうち3回に登壇され、フランス人司会者が回しつつ観客とかけ合いながらトークを繰り広げました。

ゴーモン・シャンゼリゼの外観
ゴーモン・シャンゼリゼの外観

宇髄役の小西さんが来仏するというので、どの回のチケットも早々にソールドアウト。ファンの熱気が凄く、作品内に登場するセリフを小西さんが生で披露すると、盛り上がりは最高潮に達しました。トークショーでは、鬼滅グッズのプレゼント抽選会も行われ、「皆さんが座っている席のいずれかの下に封筒がありますので探してください」と司会者が言うと、皆一斉に自分の椅子をチェック。封筒を見つけた(当選した)人は登壇して、プレゼントの授与と全員での記念撮影がありました。

フランスで鬼滅の刃の映画は、対象年齢は12歳から。そのため必然的に、日本よりは劇場を訪れるファンの年齢層が高めになります。コスプレ姿の人もちらほらいて、今回のイベントをとても楽しんでいる雰囲気でした。

名称
Gaumont Champs-Élysées(ゴーモン・シャンゼリゼ)
住所
27-33 Avenue des Champs-Élysées 75008

ベルリンでも鬼滅大いに盛り上がる

アストル・フィルム・ラウンジはパリよりも手の込んだ装飾が!
アストル・フィルム・ラウンジはパリよりも手の込んだ装飾が!

じつはベルリンのワールドツアーにも行ってみました。ベルリンでの会場はベルリン動物園近くにあるアストル・フィルム・ラウンジです。ここはパリのゴーモン・シャンゼリゼとは、またがらりと趣が変わってクラシックな雰囲気漂う、大きなスクリーンが一つだけの映画館です。

アストル・フィルム・ラウンジの外観
アストル・フィルム・ラウンジの外観

ベルリンでの上映と登壇は1回のみ。そしてドイツでの鬼滅映画の対象年齢は16歳以上です。それだけに、集まるファンも10代後半の高めの年齢層で、ここもパリ以上に熱気がすごいことになっていました。小西さんと高橋さんも回数を重ねてヨーロッパ上映の雰囲気をつかんできたのか、会場の雰囲気と当意即妙に掛け合いファンの熱気により拍車をかけます。ベルリンでも同じようにプレゼント企画があり、封筒探しが行われました。

言葉や文化が違っても、同じ話題で盛り上がれるのは、とても良いことですね!ベルリンも熱気冷めやらぬなか、上映イベントが終わりました。

名称
Astor Film Lounge(アストル・フィルム・ラウンジ)
住所
Kurfürstendamm 225 10719

フランスでの映画の見方

さて、フランスでも映画館に行ってみようと思う人もいるかもしれませんので、映画の見方について少しだけ触れてみます。

鑑賞方法は日本と同じでとても簡単。窓口または自動券売機でチケットを購入したら、それを入口の係員に見せて入場。飲み物やポッポコーンを買ってもいいですし、あとは見るだけです。

1点だけ注意したいのが「VO」「VF」という表示です。フランスで公開される外国語映画には必ず表示されています。「VO」 は「Vocal Original」の略で「オリジナル音声=フランス語字幕」ということです。「VF」は「Vocal Français」の略で「フランス語音声=フランス語吹替」です。

日本映画を日本語そのままで見たいなら「VO」の上映回を、いやいやせっかくフランスにいるんだしフランス語で頑張る(!)というなら「VF」の上映回を選びます。ハリウッド映画などでも同じですね。英語のまま見たいなら「VO」です。同じ映画館でも「VO」「VF」2種類を取り扱っている場合がありますので、スケジュールをチェックする際に注意しましょう。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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