【サンフランシスコ観光】在住者おすすめの穴場スポット9選!

公開日 : 2023年04月14日
最終更新 :
筆者 : Katie M

サンフランシスコといえば、王道の観光地がたくさんありますが、実はあまり知られていない穴場スポットもたくさんあります。そんな知る人ぞ知るスポットは、人混みを気にせずゆっくりと景観やその場の雰囲気を楽しめるのが大きな魅力です。今回はサンフランシスコ在住の筆者が、地元民しか知らないおすすめの穴場スポットをご紹介します!

1. 隠れガーデン階段

まずおすすめしたいのが、タイルアートが施された「隠れガーデン階段(Hidden Garden Steps)」。ゴールデンゲートハイツ地区のアート階段といえば、16丁目のモザイク階段が有名ですが、こちらのタイルアート階段も見ごたえ抜群です。サンフランシスカンには、「あまり知られていないふたつ目の階段」として認識されています。

隠れガーデン階段は、ステップ一段一段にデザインが施されており、階段全体で見るとひとつの絵となっています。色とりどりの華やかな庭園をテーマに昆虫や植物、動物などが描かれています。坂が多いサンフランシスコならではのアート階段といえるでしょう。モザイク階段、隠れガーデン階段どちらも徒歩圏内にあります。モザイク階段を観光したあとは、あまり知られていない隠れガーデン階段もぜひ立ち寄ってみてください。

隠れガーデン階段(Hidden Garden Steps)

住所
1520 16th Ave, San Francisco, CA 94122

2. セールスフォース・パーク

ダウンタウンの新しい憩いの場として知られるのが、2018年にオープンした交通ターミナルの屋上にある空中庭園です。総合面積5.4エーカー(約2万1853平方メートル)の広さを誇り、600本の木々と 1万6000本の草花が植えられています。公園内には、いろいろな地域の植物や木々が植えられており、園内をぐるりと回る全長880mのトレイルをのんびりと歩くことで、いろいろな角度からサンフランシスコの景色を楽しむことができます。

また、明かり取りがオブジェとして用いられた斬新なデザインが用いられたセールスフォース交通ターミナルの1階部分にあるメインロビーも見どころです。ダウンタウンを散策する際にぜひ立ち寄りたい新スポットです。

セールスフォース・パーク(Salesforce Park)

住所
425 Mission St, San Francisco, CA 94105

3. ランズ・エンド・ラビリンス

ゴールデン・ゲート国立保養地にあるランズエンドのラビリンスも、おすすめしたい穴場スポットです。ランズエンドはサンフランシスコの西端にあり、約3マイル(4.8km)の未舗装のトレイルを歩くことで、手付かずの自然と絶景を楽しめます。

サンフランシスコにある海岸のひとつ、マイルロックビーチのすぐ東側にあるのが、小石を敷き詰めて作られた「ランズ・エンド・ラビリンス」。これは地元アーティストによって2004年に製作されたもので、何度か破壊され、その度に修復されてきています。公式地図には載っていませんが、ランズエンドのちょうど真ん中に湾に向かって突き出た箇所に作られており、神秘的なパワースポットとして人気です。

ランズ・エンド・ラビリンス(Lands End Labyrinth )

住所
Lands End Trail, San Francisco, CA 94121

4. アンディー・ゴールズワージーのウッドライン

サンフランシスコ湾に面したプレシディオ公園内にある穴場スポットが、世界的に有名なアーティスト、アンディー・ゴールズワージーが手がけたインスタレーションアート(※)「ウッドライン」です。ユーカリの林の中をくねくねと進む蛇のような形をした全長365mのインスタレーションは、なだらかに波を打った丸太とそれに沿って並ぶユーカリの林の並木道が表現されています。地元で有名な撮影スポット、ウエディングドレスを着て撮影を行うカップルを多く見かける場所でもあります。木々の間から溢れる日の光と、流れるようなゆらぎのあるラインは季節によってまったく違った印象で、いつ行っても雰囲気のある写真が撮れますよ。

※インスタレーションアートとは展示空間を含めて全体を作品としてとらえる、現代美術における表現方法のひとつです。

ウッドライン(Andy Goldsworthy's Wood Line)

住所
Presidio Blvd, San Francisco, CA 94129

5. タンクヒル

サンフランシスコの展望スポット、ツインピークスの麓にある隠れた絶景名所が「タンクヒル」です。名前の由来は1894年に建設され、1957年に撤去された大型タンクだそうです。タンクヒルは岩の上にある小さな公園ですが、1977年には開発業者が20軒ほどの集合住宅の建設を予定していたものの、地元住民の反対によって市が土地を買い取り、市民のための公園にしたという経緯があります。標高198m(650フィート)で、ツインピークスの標高922フィートより低い位置になりますが、眺めはほぼ変わりません。サンフランシスコのダウンタウン、アルカトラズ島、ゴールデン・ゲート・ブリッジのほか、湾を挟んでオークランドやバークレーまで見渡せるスポットです。ツインピークスほど知られていないため、落ち着いた静かな雰囲気でこの豪華な景色を堪能できますよ。

タンクヒル(Tank Hill)

住所
Twin Peaks Blvd, San Francisco, CA 94114

6. ミュアビーチ・オーバールック

サンフランシスコを北に抜けたマリン郡にある「ミュアビーチ・オーバールック」も知る人ぞ知る穴場スポットです。ゴールデン・ゲート国立保養地にあたり、太平洋に面したミュアビーチのすぐ北端にあります。海に突き出た岬の先にある展望台からは、目の前に広がるダイナミックな太平洋の景色とサンフランシスコの市街地、絶壁に続く海岸線の美しい景色を楽しめます。

岬の先に続く展望台までの景色も見事ですが、展望台からはまるで太平洋の中にいるような臨場感を味わえます。

ミュアビーチ・オーバールック(Muir Beach Overlook)

住所
Parking lot, Muir Beach Overlook, Muir Beach, CA 94965

7. マーシャルズビーチ

サンフランシスコのビーチといえば、ゴールデン・ゲート・ブリッジを背景に写真が撮れるベーカービーチが人気ですが、「マーシャルズビーチ」もおすすめの穴場スポットです。まずあまり知られていないので、ほかのビーチほど混んでいないこと、それからプレシディオ公園内にあり手付かずの自然が残るビーチまでのトレイル(遊歩道)も魅力です。西に面しているため、夕焼けの時間帯はゴールデン・ゲート・ブリッジの幻想的な様子を写真に収めることもできますよ。

マーシャルズビーチ(Marshall's Beach)

住所
San Francisco, CA 94129

8. シティホール

シビックセンターにあり1915年に建設された「シティホール」は、見事な建築様式とドームで知られるスポットです。建物内には誰でも無料で入ることができ、そのどっしりとした歴史ある内観を楽しめます。印象的な大きなドームは、なんとワシントンDCにある米国連邦議会議事堂よりも大きく全米一のサイズ! 地上約93m(307フィート)の高さを誇り、ドームの周りには23.5カラットの金箔が施されています。館内から見上げると、窓からの光を取り込んで繊細な陰影を作り出す様子は飽きることがありません。

また、この巨大なドームの真下にある大理石の階段も見逃せないスポットです。2階にある監査役会議室へと続く42段の大理石の階段は、多くの市民が結婚式を挙げる場所としても知られています。あのマリリン・モンローがジョー・ディマジオと結婚式を挙げたのも、まさにこのスポット。細かい模様が敷き詰められたピンクの大理石の床が映える、歴史ある建物ならではの凝ったディテールを楽しめます。

シティホール(City Hall)

住所
1 Dr. Carlton B. Goodlett Pl., San Francisco, CA 94102

9. チャイナタウン・ローズ・パク駅

最後におすすめしたいのが、2023年1月からフル運行を開始した「チャイナタウン・ローズ・パク駅」。これは以前からあったMuniメトロT ラインの拡張駅で、現在チャイナタウンの真ん中にあるローズパク駅が最終駅となっています。ユニオンスクエア方面からは、坂を越える必要があったチャイナタウンですが、この新しい路線を使うことで手軽にアクセスが可能となりました。この駅は、カラフルなタイルのモザイクアートや中国の伝統的な切り紙をベースに、伝統的な民俗英雄がモチーフとなった赤い切り絵のアート作品など、壁いっぱいのダイナミックアートが駅のあちこちに施されています。

また駅の上部からサンフランシスコのチャイナタウンの様子を眺めることができる展望台も登場しました。展望台もアート作品も、無料でアクセスが可能ですので、この新しくできたばかりの駅もチャイナタウン散策の際には立ち寄りスポットに加えてみてください。

チャイナタウン・ローズ・パク駅(Chinatown-Rose Pak Station)

住所
943 Stockton St, San Francisco, CA 94108

最後に

サンフランシスコ観光におすすめしたい穴場スポットを9つご紹介しました。あらかじめ場所を把握しておくと、ゴールデン・ゲート・ブリッジやツインピークスなど王道スポットを回る際に、ちょっと立ち寄ることができます。初めての方はもちろん、リピーターも意外と知らないスポットもあると思うので、次回のサンフランシスコ旅行の際に参考にしてみてくださいね。

監修:地球の歩き方

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。