圧倒的大自然を肌で感じよう!アメリカの絶景スポット16選とおススメモデルコース

公開日 : 2023年03月02日
最終更新 :
筆者 : Katie M

アメリカの大自然を体感するのに欠かせないのが、アリゾナ州ページ(ペイジ)を中心に広がる国立公園や絶景ポイントを巡るグランドサークルの旅です。今回は実際に筆者が体験したロードトリップを軸に、おすすめのモデルコースをご紹介します!

グランドサークルとは?

ロードトリップでは、アメリカならではの絶景を堪能できる
©iStock ロードトリップでは、アメリカならではの絶景を堪能できる

ユタ州とアリゾナ州をメインとしたロードトリップループを指し、アリゾナ州ページにあるパウエル湖を中心にサークルが広がっています。このルートなら、アメリカ南西部に点在する数多くの国立公園を訪れることができるため、アメリカ国内だけでなく世界中から観光者が訪れます。明確なルートや手順はなく、巡りたい場所を選んで、ロードトリップの行程を組む方法が一般的ですが、平均2週間あると主要なスポットを巡ることができるとされています。

おすすめのモデルコース

一生に一度は地図を片手に車でアメリカを巡ってみたい
©iStock 一生に一度は地図を片手に車でアメリカを巡ってみたい

それではアメリカの大自然をドライブするモデルコースをご紹介します! まずおすすめしたいのが、ラスベガス空港を起点と終点にするルートです。ラスベガスのハリー・リード国際空港は、アメリカ国内都市から多くの便があり、乗り換えにも便利です。空港の規模も大きく、レンタカー会社のオプションも多く、空港付近にも宿泊施設が多く点在します。またラスベガスを拠点地としたコース作りをすることで、ラスベガス観光も加えることができます。

今回紹介するモデルコースは、ラスベガスを出発し、デスバレー国立公園から再度ラスベガスに戻り、グランドサークルを時計回りにドライブするコースとなります。出発地点の候補はネバダ州ラスベガスのほかに、ユタ州ソルトレイク・シティやアリゾナ州フェニックスなどもあり、行きたい場所によって決めることができます。

1. ラスベガス

ハリー・リード国際空港
©iStock ハリー・リード国際空港

エンターテインメントの街として知られるラスベガス。ストリップと呼ばれるメイン通りもハリー・リード国際空港から車でわずか10分の距離です。日本から到着した場合は、まずラスベガス市内に宿泊して、長旅の疲れを癒やすと同時に、時差やアメリカの気候に慣れる方法がおすすめです。できれば2泊ほどここに滞在して、グランドサークルとは逆方向にあるデスバレー国立公園を訪れると、また違った絶景を楽しめます。

ハリー・リード国際空港にあるおもなレンタカー会社

  • ハーツ(Hertz)
  • アラモ(Alamo)
  • エイビス(Avis)
  • バジェット(Budget)
  • ダラー(Dollar)

※これらのレンタカー会社は、いずれも日本に支社や代理店があるので、現地はもちろん日本からでも予約ができます。

2. デスバレー国立公園

デスバレー国立公園の入口
©iStock デスバレー国立公園の入口

アメリカ最大の面積を誇る国立公園が「デスバレー国立公園」です。灼熱の砂漠の中にあるこのユニークな公園は、カリフォルニア州にありラスベガスからは車で約2時間の距離となります。そのため、早朝から行動すると、公園内に宿泊せずに日帰りで観光を楽しめます。デスバレー国立公園は、とにかく規模が大きく移動にかなりの時間を費やします。事前に行きたい場所とコースを決めておくと、1日でも効率よく観光できますよ。

3. ラスベガス

ラスベガスの看板と町並み
©iStock ラスベガスの看板と町並み

デスバレー国立公園から戻ったら、再度ラスベガスで1泊し、次の日の早朝に「ザイオン国立公園」に向かうと無理のない工程が組めます。

4. ザイオン国立公園

ザイオン国立公園の入口
©iStock ザイオン国立公園の入口

ラスベガスから車で約2時間30分の距離にある「ザイオン国立公園」。アメリカの国立公園のなかでも最も訪問者が多い公園のひとつです。すぐそばにそそり立つ巨大な絶壁で囲まれた地形は、まさに独特でここでしか見ることのできない景観だといえます。さまざまなトレイルが公園内にあり、自分のスキルに合わせてアクティビティを満喫できます。

公園内では、車での移動が禁止されており、公園が運営するシャトルに乗って各ポイントに向かいます。もし公園内に宿泊することができれば、朝早くから行動でき、公園に向かうシャトルの混雑も防げるのでおすすめです。

ザイオン国立公園の絶景として代表されるウィーピングロックやエンジェルスランディングからの景色を楽しむのはもちろん、川の中を歩いて進むナローズのトレイルなど、とにかくやることは盛りだくさん。最低でも2日ほどここでのプランを組んでおくと、美しい大自然を楽しめます。

5. カナブ

カナブの入口
©iStock カナブの入口

ザイオンから車で約30分~1時間の距離にある南ユタ州カナブは、グランドサークルの中心地とされるパウエル湖の西側、車で約1時間の小さな町です。ここはブライスキャニオン国立公園から日帰りできる立地条件のほか、秘境「ザ・ウェーブ(ノース・コヨーテビュート)」の立ち入り許可証を発行する町として知られており、そのため世界中から観光客が訪れます。

ザ・ウェーブは、いくつもの薄い砂岩の層が重なってできた景勝地で、その地形と景観を保護する自然保護区内にあります。そのため1日の入場に上限があり、入場希望者はカナブのビジターセンターで朝8:30からはじまる抽選会に参加する必要があります。そのため、特にザ・ウェーブ訪問を狙いたい方はカナブで宿泊すると便利ですよ。

6. ブライスキャニオン国立公園

無数の尖塔群は圧巻の眺め
©iStock 無数の尖塔群は圧巻の眺め

カナブから日帰りできる国立公園「ブライスキャニオン」は、無数の尖塔群がある絶景で知られています。谷底いっぱいに広がるフードゥーと呼ばれる細長く伸びた尖塔群がひしめきあうその景観は、まさにここだけのもの。谷の淵から見下ろすだけでなく、谷底に直に降りてフードゥーを間近に体感できるトレイルもあります。

ブライスキャニオンは、カナブからは車で約1時間30分の距離なので、早朝に出かければ余裕を持った観光ができます。もし付近で1泊できる場合は、凹凸の多い岩肌が光によって反射し、色を変えていくサンセットやサンライズの景色をゆっくりと楽しめるのも醍醐味です。

7. ページ

グランドサークル巡りの拠点として滞在できる
©iStock グランドサークル巡りの拠点として滞在できる

ページはユタ州カナブから車で東に約1時間走った隣町となり、グランドサークルの中心地の町としても知られます。パウエル湖に程近く、ホースシューベンドやロウワーとアッパー・アンテロープキャニオンの観光ができる場所でもあります。ここも同じく小規模なホテルが数多く立ち並び、宿泊の選択肢が多いため、グランドサークル巡りの宿泊地としておすすめです。グレンキャニオン・ダムや、パウエル湖を見渡せる展望所なども車で僅か10分程度と立地が優れています。

8. モニュメントバレー

「アメリカの原風景」ともいわれるモニュメントバレー
©iStock 「アメリカの原風景」ともいわれるモニュメントバレー

アリゾナ州とユタ州の境にあるナバホトライバルパークの中に位置する「モニュメントバレー」も、見逃せない立ち寄りスポットです。アリゾナ州ページからは車で約2時間の距離です。赤砂の砂漠地帯にそびえ立つ砂岩の岩山は、西部劇でもおなじみの景色。公園内には、約17マイルのバレードライブが通っており、ビュートとよばれる侵食によって形成された残丘の様子を間近で楽しめます。特に谷の淵を見下ろすように建てられた「ビューホテル(The View Hotel)」に泊まると、バルコニーから壮大な景色をひとり占めできますよ。

また、映画『フォレスト・ガンプ 一期一会』で有名な「フォレストガンプ・ポイント」もすぐそばとなります。

9. グランドキャニオン国立公園

グランドキャニオンの絶景を楽しもう
©iStock グランドキャニオンの絶景を楽しもう

モニュメントバレーを堪能したら、日本でも有名な「グランドキャニオン国立公園」を訪れるコースが人気です。何百万年もの地質学的歴史を持つ赤い岩石が何層にも重なってできた全長約8.6kmの渓谷は、平均して幅約8.6km、深さ約1.6kmという広大なスケールを誇ります。モニュメントバレーからの移動時間は約3~4時間です。

10. ラスベガス(宿泊地)

ラスベガス入口のネオン看板
©iStock ラスベガス入口のネオン看板

グランドキャニオンをあとにして車で約4時間30分走るとグランドサークルの最終地点、ラスベガスに到着です。アメリカで有数のエンターテインメントが集結するラスベガスは、グランドサークルの旅の最終を飾るのにぴったりの場所。ストリップとよばれる大通りに繰り出して、グルメやショーを堪能しましょう。

これだけは外せない絶景スポット18選!

ここからはグランドサークルを巡るうえで、筆者が特におすすめしたい絶景スポットをコースの流れとともにご紹介します。

1. バッドウオーター(デスバレー国立公園)

真っ白な大塩原が続くバッドウオーター
©iStock 真っ白な大塩原が続くバッドウオーター

北米で最も標高の低い、海抜マイナス86mの塩平原「バッドウオーター」。ここはまるで別世界のような体験ができる場所として人気です。到着後、道路から400mほど歩くと、塩の地層が大きな多角形の形をした有名なスポットがあり、どこまでも続いているように見えるユニークな風景を形成しています。涼しい時期であれば、奥まで進んでこの非現実な白銀に囲まれた世界を体感してみましょう。

2. メスキート・フラット砂丘(デスバレー国立公園内)

刻々と変わる風紋、光と影のコントラストはずっと見ていても飽きない
©iStock 刻々と変わる風紋、光と影のコントラストはずっと見ていても飽きない

公園内にある大きな砂丘「メスキート・フラット砂丘」は、北側の山から浸食された砂を運ぶ風、砂が遠くまで飛ばないようにするための障壁(南側の山)という立地条件が偶然に揃ったことで形成された壮大な砂丘です。個々の砂粒が移動し、波紋が形成される様子はまさに異世界。

いちばん高い砂丘は約30mの高さで、真夏でなければ往復約3.2 kmのハイクに挑戦できます。また、この異世界のような景観は、スターウォーズのロケ地としてもおなじみです。

メスキート・フラット砂丘

住所
DEATH VALLEY, CA 92328, USA

3. ザブリスキーポイント(デスバレー国立公園内)

日差しによってさまざまな色に変化する岩肌が美しい
©iStock 日差しによってさまざまな色に変化する岩肌が美しい

岩肌が無数のひだ状になったスポットが「ザブリスキーポイント」。デスバレーの象徴的な景観として知られており、こちらも見逃したくない絶景スポットです。特に、朝日や夕日の時間帯であれば、幻想的な揺らめく影を楽しめます。

黄色と茶色の縞模様の丘は、水の力によって形作られたもので、乾燥した時期でも水が刻んだ跡を見ることができます。ひだ状の丘の向こうには、デスバレーの底を覆う塩の平原が広がり、その上にはパナミントマウンテンがそびえ立つ、写真映えスポットとして知られています。

4. ウィーピングロック(ザイオン国立公園内)

岩壁の一部がアーチ状になっており、常に水がしたたっている
©iStock 岩壁の一部がアーチ状になっており、常に水がしたたっている

上の渓谷からの絶え間ない水流により、常に潤い青々とした空中庭園のようなスペースを楽しめるのが「ウィーピングロック」。ここへのアクセスは駐車場からわずか徒歩数分で、ザイオン公園内で最も短いトレイルとしても知られています。岩の内側からは水流の後ろに回るかたちとなり、グレート・ホワイト・スローンの巨大岩を背景にした壮大な景色を楽しめます。

5. エンジェルスランディング(ザイオン国立公園内)

標高が低いため登るのは楽そうに見えるが、狭く滑りやすいポイントが多くスリリング
©iStock 標高が低いため登るのは楽そうに見えるが、狭く滑りやすいポイントが多くスリリング

ザイオン国立公園で最も人気のある場所のひとつが「エンジェルスランディング」です。名前の由来通り、天使しか降り立つことのできないといわれる場所は、そり立つ急斜面の岩場のトレイルを登っていきます。ここのハイキングコースはかなりの難易度で知られており、体力と経験が必要で初心者にはおすすめできません。トレイルのコース途中や頂上からは、ザイオンの渓谷を見下ろせる絶景ポイントも多くあり、達成感とともにスリル感も味わえる場所です。トレイルに挑戦する場合は、事前に下調べや準備をしっかり行いましょう。

6. ナローズ(ザイオン国立公園内)

バージン川を歩いていくと、岩と岩がぶつかりそうなほど接近した圧巻の景色が見られる
©iStock バージン川を歩いていくと、岩と岩がぶつかりそうなほど接近した圧巻の景色が見られる

ザイオン渓谷内で最も狭く、高さ304mの絶壁と、ときには幅わずか6mから9mの川幅を歩く臨場感を楽しめる場所が「ナローズ」です。ここのトレイルはバージン川の渓流に逆らって進んでいくという一風変わったコースで、真横にそびえる断崖絶壁を間近に感じながら、ハイキングと絶景を楽しめます。

トレイルは山中奥深くまで続いており、時間や経験値に合わせて折り返し地点を決めることができます。川に到達する場所までは遊歩道が続いているため、川に入りたくない人でも手前の景色を楽しめます。川歩きに必要な用具は、ビジターセンター近くにあるアウトドア用品店でレンタルできます。

7. インスピレーションポイント

夕日がさしかかる様子はまさに絶景
©iStock 夕日がさしかかる様子はまさに絶景

ブライスキャニオン国立公園を代表する場所のひとつが「インスピレーションポイント」です。ここは3つの階層からなる渓谷と、ひしめくように立ち並ぶフードゥーの様子を見下ろせる絶景スポットとして知られています。円形競技場のような形状の谷底とクラロン層の浸食によって形成されたフードゥーの複雑な構造は、まさに圧巻のひと言です。

8. ザ・ウェーブ

まるで地球ではないかのような錯覚に陥るザ・ウェーブの景観
©iStock まるで地球ではないかのような錯覚に陥るザ・ウェーブの景観

コース説明部分で前述した「ザ・ウェーブ」は、カナブから車で1時間、その後ハイクで2時間先にある、バーミリオンクリフス国定公園の自然保護区内にあります。ザ・ウェーブの絶景を目にすることができるかどうかはまさに運次第ですが、抽選会は無料で誰でも参加が可能です。カナブのビジターセンターでは毎朝抽選会が公平に行われています。運よく当選した場合は、長い年月をかけて形成された奇跡の絶景へのアクセス許可証を購入し、オリエンテーションを受けて翌日のハイクに備えます。

ザ・ウェーブはとても有名なので、テレビ番組やWindowsの壁紙で見たことがある方も多いと思いますが、実際に荒野の中を歩いてたどり着き、自分の目でじかに見る絶景はダイナミックかつ神秘的。感動すること請け合いです。

9. サンドケーブ(カナブ近郊)

洞窟内の写真が映えるとSNSで話題になり、近年注目のスポット
©iStock 洞窟内の写真が映えるとSNSで話題になり、近年注目のスポット

カナブの中心地から車でわずか7分程度の場所にある砂岩でできた洞窟も、おすすめスポット。ここは丘の上にできた洞窟で、内部から南ユタ州独特の赤土の岩とピニオン松の森を見下ろすことができるユニークな場所です。SNSで人気となった映えスポットは、光が洞窟の奥まで届く午後に訪れるのがおすすめです。

10. トードストゥールフードゥー

地球上ではないような不思議な景色が楽しめる
©iStock 地球上ではないような不思議な景色が楽しめる

まるで火星に迷い込んだかのような奇景に出合えるのが、カナブとページの中間地点付近、グランドステアケース・エスカランテ国定公園内にある「トードストゥールフードゥー」(キノコ)です。名前のとおり、絶妙なバランスで立つキノコのような形の尖塔群ですが、殺風景な周辺の景色とともに非現実感を体験できます。駐車場からフードゥーまではわずか15分程度のハイクなので、気軽に行ける景勝地としてもおすすめです。

11. ホースシューベンド

たどり着いた旅行者を雄大な景色が出迎える
©iStock たどり着いた旅行者を雄大な景色が出迎える

グランドサークルを代表する絶景といっても過言ではないのが「ホースシューベンド」です。コロラド川が馬の蹄のような形に浸食して作り出された景勝地で、高さ300mから見下ろすダイナミックな景観が見どころです。

こちらも大変有名な絶景ポイントですが、駐車場からは歩いて10分程度の場所にありアクセスも非常に簡単です。夕方以降は立地的に逆光になってしまうため、映える写真を撮りたいのであれば、朝から午後にかけて行くのがおすすめ。ページの中心地からは車でわずか8分程度という便利な立地条件なので、気軽に立ち寄れます。

12. アンテロープキャニオン

訪れる時間帯や角度によって表情を変える美しい岩肌
©iStock 訪れる時間帯や角度によって表情を変える美しい岩肌

ページの近郊で、見逃せない絶景スポットが「アンテロープキャニオン」です。侵食された砂岩でできた渓谷は、独特の赤みを帯びた色をしており、中に入ると外からは想像できないような幻想的な世界が広がります。アッパーとロウアーの2ヵ所がありますが、どちらも渓谷内はフォトジェニックです。差し込む光の加減によって壁色が微妙に変化する様子など、息をのむほどの美しさを体感できます。

13. モニュメントバレー展望台

空と赤茶けた大地のコントラストが見応え抜群
©iStock 空と赤茶けた大地のコントラストが見応え抜群

モニュメントバレーを象徴する谷底の3つのビュート(残丘)が並ぶ風景を楽しめるのが、こちらの展望台です。谷の淵に立つビジターセンターの奥にあり、宿泊先としておすすめのビューホテルも真隣に併設されています。ここは朝日の様子から、夕日が反射する時間帯、夕刻のときや真夜中の星の様子など1日を通して景観を楽しめる場所です。

時間に余裕がある方はここで1泊することで、砂漠ならではの温暖差や空気の質、乾いた土の匂いなどを体感できます。

モニュメントバレー展望台

住所
Oljato-Monument Valley, AZ 84536, USA
営業時間
24時間営業

14. バレードライブ

広大な荒野が広がる。谷底から見上げるビュートは迫力満点
©iStock 広大な荒野が広がる。谷底から見上げるビュートは迫力満点

モニュメントバレーの谷底を走る17マイル(約27km)の「バレードライブ」も外せない絶景ドライブコースです。同じ地層でも角度が違うだけで、狭いビュートが片側と反対側でまったく違って見える様子などを実際に体感できます。未舗装の道路はほぼ片道通行となり、モニュメントバレーで有名な3つのビュートを間近で見上げることができます。多くの西部劇のロケ地となったジョン・フォード・ポイントは見晴らし抜群で、まさに谷底の絶景ポイントといえます。

フォレストガンプ・ポイント

住所
US-163, Mexican Hat, UT 84531 USA

15. フォレストガンプ・ポイント

主演のトム・ハンクスが走った一直線の道路。映画を見てから訪れたい
©iStock 主演のトム・ハンクスが走った一直線の道路。映画を見てから訪れたい

モニュメントバレーの郊外で、ビジターセンターから北方向に20分ほどハイウェイを進むと「フォレストガンブ・ポイント」があります。ここは映画『フォレスト・ガンプ 一期一会』でもおなじみのロケ地で、ここからビュート群を背景に道路が一直線に伸びたダイナミックなパノラマを楽しめます。

16. マーザーポイント・サウスリム (グランドキャニオン国立公園内)

人気スポットのため、多くの観光客でにぎわう
©iStock 人気スポットのため、多くの観光客でにぎわう

グランドキャニオン国立公園でも人気の絶景スポットとして知られるのが「マーザーポイント」です。広大な渓谷の様子を体感できる展望台は、外せないポイントです。特に朝日と夕日の時間帯は、刻一刻と変わるオレンジ色に包まれるスケール感のある渓谷の様子を楽しめます。

17. プラトーポイント、ブライトエンジェル・トレイル(グランドキャニオン国立公園内)

美しい岩峰とコロラド川、そして360度のパノラマが楽しめる 
©iStock 美しい岩峰とコロラド川、そして360度のパノラマが楽しめる 

ハイク好きな方であればおすすめなのが、「プラトーポイント」。ここはブライトエンジェル・トレイルに沿って往復約20kmの距離を歩くことで見ることのできる絶景ポイントです。コロラド川が渓谷を縫うように流れ、どこまでも続くメサ(侵食によって形成されたテーブル状の台地)とプラトーの景色は、壮大でダイナミック。グランドキャニオン国立公園でも、ここでしか見ることのできない景色です。

最後に

アメリカ旅行で人気のロードトリップ「グランドサークル」のおすすめコースと絶景スポットをご紹介しました。アメリカならではの大自然コースは、実際に目にすることでそれぞれの独特な地形や景色を満喫できます。とにかく広大な土地を巡るため、事前に下調べを入念に行って、効率よくロードトリップの旅を楽しんでください。

監修:地球の歩き方

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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