【ラグビーW杯2023】南仏ニースのスタジアム「アリアンツ・リヴィエラ」はどんなところ？

地中海に面したコート・ダジュールの中心都市であるニースは、パリに次ぐホテル客室数を抱える南仏の一大リゾート地です。19世紀から高級リゾートによる歴史がある一方で、漁港だった素朴さと庶民的な活気も兼ね備えています。またマティス、デュフィ、シャガールなど多くの芸術家に愛され、ニースを題材にした作品も多く残ります。

そのニース市内、北西部にあるスタジアムがアリアンツ・リヴィエラ（スタット・ド・ニース）です。ニースをホームタウンにするプロサッカーチーム「OGCニース」の本拠地であり、2023年のラグビーワールドカップでは、9月17日の日本対イングランド戦含めて、4試合が行われます。

ニース中心部からアリアンツ・リヴィエラまではトラムを利用して向かうことができます。特に、試合当日はT2号線のニース中心部東側のポール・ランピア（Port Lympia）駅から市内中心部を通り、スタジアム最寄りのサン・ティジドール（Saint-Isidore）駅まで行く便が増発され、よりアクセスしやすくなります。

ニース・コート・ダジュール空港からは、T3号線で北へ向かうとサン・ティジドール（Saint-Isidore）駅に着きます。フランス国鉄ニース・ヴィル駅で降りた場合は、T2号線まで距離があるため、時間を多めに見ておくことをおすすめします。

スタジアム周辺にはファストフードを中心に飲食店がいくつかあります。スタジアムには国立スポーツ博物館も併設され、サッカーだけでなくスポーツ全般の歴史について展示されていますので、少し早めに着いてそれらスポットを訪れながら、試合へ向けて気分を高めてもいいですね。

9月17日に行われる日本対イングランド戦は、現地21:00開始です。そのためその日はニースに泊まることになると思います。ラグビー観戦に特化するなら、ニースでのホテルの選びは試合後の帰路が便利なT2号線沿いです。

地中海を目の前に海を楽しみたいなら海岸沿いを走るプロムナード・デ・ザングレ近くで探してみましょう。入り組んだ市街地やショップ散策を楽しみたいなら、旧市街エリアがおすすめです。

飛行機でニース入りする人で、ラグビーだけ見て町には興味がない場合は、ニース・コート・ダジュール空港に隣接したホテルでも良いかもしれませんが、せっかくなら試合前後のワールドカップ期間中の町の雰囲気も楽しみたいですね！

ニース名物といえば、ひよこ豆の粉を使ったクレープ「ソッカ」。手軽に食べられるニース名物です。お店によりますが価格は3ユーロくらい。旧市街を歩いているとしばしば出会えます。いつもサレヤ広場に出店している「シェ・テレーザ」はおすすめです。

お土産探しならフルーツの砂糖漬けはいかがでしょうか。そのなかでも、旧市街オペラ座前にあるパティスリー「オエー」は特に有名。カラフルなスイーツが並びます。

甘いものが苦手ならオリーブオイルはいかがでしょうか。旧市街にある1868年創業の老舗「ニコラ・アルジアリ」などが有名です。移動の際にスーツケースの中で瓶が割れてしまうことが不安な場合は、缶などに入っているタイプだとより安心です。