カタールの気候と季節ごとの服装

カタールは砂漠気候にあり、国土の大半が砂漠と岩の荒野で雨は非常に少ないが、三方を海に囲まれているため湿度は高く、夏季（6～9月）には気温が45℃を超え、強烈な日差しが体力を奪う日もある。一方、10月から5月は平均20℃前後と過ごしやすい。1月の平均気温は16℃前後。

アラブ諸国のなかでもイスラム教の戒律に厳しいカタール。ドバイに比べても厳しめ。露出の多い服装は男女とも避けたい。女性は体の線が出ない、ゆったりとした服を選び、極力ロングスカートや長ズボン、露出の少ないTシャツなどを選ぼう。男性は短パンやランニングシャツ等は避ける。
神聖な場所であるモスクなどを訪問する際には、アバヤ（黒い民族衣装）やヒジャブ（頭を覆う布）の着用を義務付けているところもあるので、見学時には確認を。

参照：外出時の注意（在カタール日本国大使館サイトより）
https://www.qa.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000023.html

5月から11月頃までは日差しが非常に強く、肌を突き刺すような直射日光のため、極力肌の露出は控え、風通しの良い薄手の長袖シャツなどの服装が適している。加えて日焼け止めクリームや帽子、サングラスなどの紫外線対策も必須だ。出歩くと大量に汗をかくため、素材は吸水性や速乾性のあるポリエステルがおすすめ。
外がとても暑い反面、室内では冷房がかなり効いているので、気温差で体調を崩さないためにも上着を持ち歩こう。11月後半から4月にかけては長袖のシャツ一枚くらいがちょうどよいが、夕方から涼しくなるのでジャケットなどを持っていくとよい。