【京都】コンチキチン 夏を彩る「祇園祭り」

公開日 : 2023年07月16日
最終更新 :
筆者 : Akio

暑い日が続く京都です。昨日の最高気温は34.1℃。
四条烏丸界隈では、今、古都の夏を彩る祇園祭が行われています。
4年ぶりに制限のない本来の形で行われている今年の祇園祭り。
今、行われているのは前祭り。今夜が宵山で明日は山鉾巡行です。
今年は、祭りのハイライトの山鉾巡行と前日の宵山、前々日の宵々山が3連休と重なり、
凄い人出で賑わっています。

祇園祭りの歴史

長い歴史の祇園祭。
祭りの始まりは、平安時代の前期・869年。
各地で疫病が流行していた時、神に疫病を鎮めてもらう
願いを込めて始まったと伝わっています。
山鉾の「鉾に立つ槍」「山に立つ松」には、疫病神が吸い込まれると言われています。

祇園祭は、水害や災害・・そして疫病が発生した、この時期に合わせて行われています。
途中、応仁の乱や本能寺の変では順延。
そして第2次大戦などで中断もありましたが、その度に町衆の力で復興し、
現在まで千年以上続くお祭りとなっています。

動く美術館

祇園祭の山鉾は、「動く美術館」といわれています。
動く美術館と言われる様になったのは、室町時代以降で、祭を経済的に支え続けた町衆の力です。
桃山時代から江戸時代にかけて海外との貿易が始まりました。
やがて山鉾にも各国の美術品を飾りつけるようになりました。

鉾の重さは約12トン。鉾の高さは、地上から鉾頭まで約25メートル。
コンチキチン・・・コンチキチン 
いよいよ今夜は先祭りの宵山。
そして、明日は先祭の山鉾巡行です。(午前9時・四条烏丸スタート)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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