
スリランカの気候と季節ごとの服装、コロンボ、キャンディーの今週の天気
小さな島国ゆえ、どこに行っても気候が同じように思えるスリランカだが、逆に島国であるからこそ、モンスーンの影響を受けやすい。それに多様性を持つ地形の影響も重なって、気域によって気候がだいぶ異なる。
まずはこの事実を知っておかないと、ベストな状況下で旅のプランを立てることはできない。特にビーチリゾートなどは、はっきりとシーズンが分かれてしまうので旅の季節をしっかりと考慮に入れよう。
スリランカの気候
スリランカの気候は、コロンボ、キャンディなどを含む南・西部とジャフナ、アルガム・ベイなどを含む北・東部で大きくふたつに分かれる。
■南・西部
南・西部は4~6月、10~11月が雨季で、12~3月が乾季。雨季にはモンスーンの影響で1日に数回スコールが降る。キャンディなどの高地では12月まで雨季が続くが、年間総降水量は南西海岸のほうが多い。平均気温は、コロンボは約27℃と高いが、ヌワラ・エリヤなどの高原地帯は約16℃と年間を通して春のような天候。
■北・東部
北・東部は10~3月が雨季で、5~9月が乾季となる。全体的に南西部よりも乾燥しており、雨も少ない。南西部よりも気温の差が大きいものの、やはり平均気温は30℃近くと暑い。

服装の目安
基本的に通年半袖でOK。しかし、ヌワラ・エリヤなどの高地へ出かける予定があれば、薄手のセーターやトレーナーを一着用意しておきたい。特に朝夕はかなり冷え込み、スリーウィーラーもカバーを付けるほど。もちろん現地調達もできる。スリー・パーダ登山を考えている人は、ウインドブレーカーやセーターが必要。


ある程度の「正装」も必要
スリランカにはヨーロッパの様なドレスコードはないが、高級ホテルやレストランなどでは、やはり襟付きシャツに折り目のついたパンツ、女性ならワンピースなどのスマートカジュアルで臨みたいものだ。
また、仏教寺院やモスクなどを訪れる際にも服装に注意。ノースリーブや短パンなどでは、入れてもらえない寺院が結構多い。それから靴下はきちんとはいて行ったほうがいい。寺院の入り口では靴を脱ぐことが多く、灼熱の地面をはだしで歩くことになるからだ。

コロンボの今週の天気
キャンディーの今週の天気

筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。