
【中国・上海駅】中国の鉄道の乗り方・注意
中国では旅行や出張で欠かせない「鉄道」。中国在住の筆者が上海駅を例に、駅の入り方、鉄道の乗り方をご紹介します!
駅の入口でパスポートのチェックと荷物検査
中国の鉄道の駅では、入口でパスポートのチェックと荷物検査があります。(※他の駅では入口でのパスポートのチェックが無い場合があります。)
上海駅の身分証チェックは、「人工验证通道(係員チェックゲート)」で係員によるチェックを受けます。中国人は中国の身分証カードを持っていれば自動改札機でチェックが可能ですが、外国人のパスポートに対応していないためです。

パスポートのチェックを受けた後、荷物検査を受けます。
スーツケース、ボストンバッグ、手持ちの小さなカバンなどをX線検査の台に乗せます。壊れやすいものなどは係員に伝えて、係員手持ちの検査機で検査してもらうことも可能。荷物検査の後、係員による身体検査がありますが、空港のように上着を脱いだり、ベルトを外したりする必要はありません。
なお、鉄道には規定で持ち込みできないものがあり、注意が必要です。アルコール度数70%を超える消毒用のアルコールスプレーや、60mmを超えるハサミやフルーツナイフなどの刃物、ドリアンなど匂いの強いものなどは持ち込みできません。

電光掲示板でホーム・待合室を確認
上海駅の場合、ホーム別に待合室が分かれています。掲示板で確認しましょう。「侯车室」が待合室の意味です。

改札は出発時間の約15分前から3分前まで
中国の鉄道は改札時間が決まっています。出発時間の約15分前から3分前までです。日本のように早くからホームで待つことはできません。

発券している乗車券を持っている場合は自動改札機で改札。また、ネットなどで予約したeチケットの場合は、パスポートを自動改札機でスキャンすることで改札できます。ただオレンジ色の自動改札機は外国人のパスポートに対応していないので、「人工通道」という係員のいる改札口を利用する必要があります。


【注意】乗車すると自分の席に他の人が座っている場合がある
無事に改札ができたら、ホームで列車に乗りこみます。なお、中国の鉄道では、自分の予約した席に、他人が座っていることがたまにあります。私の経験的には、単に席を間違えている人と、確信犯的に座っている人がいるように思います。「无座(席なし)」チケットの人が、空いている席に座っていたりします。その場合は自分のチケットの座席番号を見せて対応すればOK。ただし逆に自分が間違えている可能性もあるので、ご注意ください。

なお、鉄道の切符の買い方はこちらの記事を参考にしてください。
中国で鉄道に乗ることができれば、行き先の幅が広がります。楽しい旅を~。

筆者
中国・蘇州特派員
もりもりん
2012年から中国・蘇州で暮らしています。東洋のベニスと呼ばれる水の都・蘇州の魅力をお伝えしていきたいと思います。
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